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HYPER製iPad Pro用USB-Cハブが発送されました。待ち遠しいです。

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HYPERからの発送のお知らせ

以前、iPad Pro用のUSB-CハブであるHYPER製の製品が、kickstarterでバック開始している旨をお伝えしました。
当該製品がとうとう発送開始しているようで、私のところにも発送通知のメールが来ました(上記画像)。香港から発送されているようで、国内では日本郵便に引き渡されるようです。

こちらの製品は、iPad Pro 2018 fall用の製品として、USB-C端子に挿せば、多数のインターフェースを利用できるようになるハブとなります。
「World’s 1st USB-C Hub for iPad Pro 2018」というのが、売り文句でしたが、すでに国内では、右記のSatechiのUSB-C HUBが販売しているし、1月到着予定が、今頃発送予定が来るし、国内のソーシャルレンディングサービスである「Makuake」でもバック開始しはじめるし(いや、kickstarterでもう成立したんちゃうんかい)、なんというか、いろいろ微妙ですが、ひとまず発送されるようで安心しました。

Satechi製とHYPER製の違い

Satechiのやつでいいじゃん感があるのですが、いろいろと違いがあるため、HYPER製を待っていました。

Satechi製のやつについては、すでに各所でレビューされていますが、iPad Proの可能性を広げる。SatechiのUSB-Type Cハブ | DRESS CODE.(ドレスコード) -メンズファッションブログ-さんの記事が詳しいです。

機能としては、下記表のとおり、microSDカードスロットとSDカードスロットがつくところが大きな違いになります。

HYPER Satechi
  • USB Type-C PD
    (USB 3.1 Gen 1, 5Gb/s / PowerDeliveryは60Wまで)
  • USB Type-A 3.0ポート
    (USB 3.1 Gen 1, 5Gb/s)
  • HDMI
    (1080p@60Hz, 2K@60Hz, 4K@30Hz)
  • 3.5mmヘッドホンジャック
    (USB 2.0 オーディオ, 48KHz, 16-bit オーディオ 入力/出力, TRRS)
  • SDカードスロット
    (UHS-I 104MB/s)
  • micro SDカードスロット
    (UHS-I 104MB/s)
  • USB Type-C PD対応
  • USB Type-A 3.0ポート
  • HDMI
    (4K 30Hz / HDR無し)
  • 3.5mmヘッドホンジャック

とどいたらまた詳細にレポートできればと思っています。

公式ページへのリンク

下記から、本製品についての公式ページを見ることができます。やはりいちばんきれいな画像で製品を見ることができます。

HyperDrive for iPad Pro – HyperShop.com

Worldwide Patent Pending World’s First Dedicated USB-C Hub for 2018 iPad Pro Add 6 new ports (4K HDMI, 35mm audio jack, SD, micro SD, USB-A 3.0 and USB-C Power Delivery) to iPad Pro Removable and replaceable grip made of soft polycarbonate and ABS Secures USB-C hub in place without blemishing the iPad Pro surface Works


今さらながら、Macbook Pro 15インチ(2015 mid)を購入したので思うことをつらつらと

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Macbook Pro 2015 mid イメージ画像1

現在、新しいWebアプリケーションを開発中なのですが、思えばRetinaディスプレイのテスト端末がありません。今までは人に借りて見せてもらったり、Apple Storeに行った時に表示確認を行っていた(すいません)のですが、それだと作業効率とかいう話じゃないし、ちゃんと確認もできていない状態です。今回開発中のアプリケーションはそれだとちょっと困るので、Retinaディスプレイな端末を購入しようと思い立ちました。(ちなみに、WindowsやデスクトップLinuxの高DPI表示での確認では不十分だと考えています。)

そんなわけで、何にしようかとAppleのサイトを閲覧して、MacbookProやMacbook Air 2018などを検討したのですが、「高い」「Touch Bar要らない」という感じで、すぐに閉じてしまいました。整備品を眺めても、Touch Bar搭載のMacbook Proの2016か2017しかなく、どうしようかなと思っていました。

 

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像2

ふと「そういえば旧フォームファクターのMacbook Proって最後は何年のモデルだっけ?」「そんなに古くないなら全然現役で使えるのでは?」と思い立って調べたところ、2015年モデルが最終でした。13インチが、2015 Early、15インチモデルが、2015 midにそれぞれ出ています。
この前購入した2015年発売のThinkPad X250のスペックでも十分に開発機としては使えるくらいなので、2015くらいなら全然いけるんじゃないかと思って調べ始めると、普通に戦えるスペックだし、インターフェースが普通に色々乗っているし、15インチのProであれば、クアッドコア(4コア)で、CPUマルチコアパフォーマンスだけみれば、普通に私のメインマシンのThinkPad X1 Carbon 2017 (5th) よりも良いどころか、2倍くらい早そうでした。(参照: [2013-2018年] MacBook 63台のCPUベンチマークを一覧比較![Air・Pro・無印]

せっかくなら、dGPU(ディスクリートGPU/独立GPU)搭載のモデルが良いなと思ったのですが、普通に現役マシンばりの価格(20万円弱)とかで販売されているものが多く、dGPUが搭載されていない下位モデルの中古で、だいたい8万円〜12万円くらいでした(私の個人観測。2019年2月初旬)。まぁ、その下位モデルでもCPUマルチコアの性能だけ見れば、メインのThinkPadよりも上なのですが。

しかし、ある時、型番(MJLT2J/A)でGoogle検索すると、じゃんぱらにて、ランクAのものが14万6000円という安価な感じでした。写真を見る限り、箱も綺麗、本体も綺麗、充電ケーブルやACアダプタも綺麗な超美麗品で、上位(実際には中位)モデル(2.5GHz/dGPUあり)で、おそらく選択肢としては完璧だったので、ついポチってしまいました。

※価格につき、2019年2月27日時点で、Appleの整備済み品で、2014年モデルの下位モデルの価格が156,000円でした。整備済み品である安心感などを差し引いてもいい買い物したなという感じがしています。

 

届いた

古いマシンとはいえ、私にとっては、はじめてのMacbook Pro、はじめての15インチ、はじめてのRetina DisplayなMac、ということで早くこないかなーと待ち遠しかったです。ずっとMacbookやMacbook Airでしたし、持ち歩きをあまり考慮しないでPCを購入するのもかなり久々です。

15インチモデルで、箱ありの中古品なので、でかい箱で届きました。
ちなみに、本体はフィルムにつつまれ、ACアダプタもフィルムに包まれており、ACアダプタのMagsafe部分はキャップがされており、充放電回数は11回でした。すごい綺麗好きな持ち主だったようです。(充放電回数は、刺しっぱなしだったのかなーとちょっと心配ですが。)

 

使ってみて

今さらこの過去のモデルのレビューを詳細にしても仕方がない気がするのですが、せっかく購入したのでレビューしたいと思います。

 

外観について

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像3

この形のMacbook Proは、慣れた見た目で全く違和感がなく利用開始できます。これはThinkPadにも通ずるのですが、やはり慣れた見た目であるということは、心理的安定にとって大きいと思います。
このMacbook Proのフォームファクターは、これはこれで完成しており、不便さも野暮ったさも感じませんし、普通に美しく普通に便利だと思っています。

たしかに新型のMacbook Proの方がスマートでカッコ良いのですが、インターフェース端子を削り、ファンクションキーを削りと代償が大きいと感じています。
持ち歩きを考えないのであれば、とくにスリム差も必要ない(というか2015年モデルも十分薄い)ので、ツールとして全く問題なく満足して利用できています。

モバイルのことを考えずに購入しましたが、いざという時には持ち運べますし、ソファで膝の上に置いて作業するのにも快適です。

ちなみに(私は割とどうでもいいですが)、ちゃんとディスプレイ裏のリンゴも光ります。こういうギミックは遊び心として大切にして欲しかったです。

 

Retina Displayが美しく、大きくて見やすい

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像4

最近のMacbook Proに搭載されているようなTrueToneは搭載されていないものの普通にRetina Displayで美しく、また画面が大きく表示域が広いため、普通に作業しやすいです。画面の広さに基づく快適度という点では、デスクトップPCのような使い心地と言えます。iMacみたいな広大さはないものの、いままでの持ち歩き用PCを常用していた身としては、画面が広く感じます。
特に縦に長いので、ソースを見る時などに捗る感じです。

擬似解像度として、最大1920×1200まで広げることができます。普通のフルHD(1920×1080)よりも縦に長いのが便利です。最近、JIRAのカンバンボード(Trelloなやつ)を見ているのでそこらへんが大変便利になります。
メインで使用しているThinkPadも、フルHDのものなので、表示域は同じはずなのですが、見やすさがなぜか全然違うと感じます。縦120ピクセル分の解像度、ディスプレイサイズおよびRetinaDisplayによるその解像感というものを甘く見ていました。(2019年モデル以降のThinkPad X1 Carbonは、4Kディスプレイを選択できるようなので、今度購入するときはそっちかなと思っています。)

ちなみに、Macbook Proは液晶ベンダが複数あり、ベンダにより、品質がマチマチと聞いていましたが、特に問題ありませんでした。

 

処理速度は早いが、バッテリの減りは早い感じがする

処理速度は、普通に速いです。ゲームをやるわけではないですし、動画のエンコードや編集をするわけでもないので、そこらへんはわからないのですが、Web開発に必要な処理のほとんどは、現役マシン(ThinkPad X1 Carbon 2017 5th)と変わらない感じで作業できます。(特に驚くほど早いということもありませんが)

ただ、バッテリの減り具合は、現役マシンと比べると早い印象です。普通に動かすと1日(8時間)はギリギリ持たなそうかな、くらいです。まぁ、いずれにせよ、持ち歩き用に購入したわけではないのでなんら問題ないです。むしろ中古なのにバッテリの劣化を感じなくてラッキーだと思っています。

 

ひさびさにMac OSの初期セットアップを行った

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像5

到着した時、OSは、Sierraが入っていましたので、App StoreからSierra→High Sierra→Mojaveとアップデートし、再起動をかけて、「⌘(コマンドキー)+ r」でリカバリモードで起動して、クリーンインストールを行いました。(特段USBメモリとは必要ないのはベンリーですね。)

そのあと、さまざまな設定を一括で行えるようにしてあるシェルスクリプトがあるので、それを実行し、一気にいろいろな設定とソフトウェアをインストールしました。
ただ、このスクリプトは作りかけでまだまだ不足しているものがあり、不足しているアプリケーションを順々に手動で入れていくことになります。とはいえ、キビキビ動いてくれて全く動作に淀みなく、OSの再インストール含め1日かからずに終了しました。
ここらへんのプロビジョニングは、当然ながらデスクトップLinuxの方が早い(プロビジョニング用スクリプトの完成度にもよりますが)ですが、そんなに不満はありません。

一方で、やはりデスクトップの美しさ、Mission Control、expose、通知などさまざま面で、macOSのデスクトップの完成度の高さを感じます。LinuxデスクトップのウインドウマネージャーであるKDEやcinnamonも十分に完成された美しさと便利さを持っているとは思いますが、macOSも良いなぁと改めて思います。

コマンドラインランチャー兼クリップボード履歴管理ツールとしてのAlfredは、やはり便利で、LinuxにもAlbertというクローンアプリがあるのですが、やはり総合的にはAlfredがよく出来ています。
その他、caffeine、bartender、1password、Monosnapなどのアプリも便利ですし、JISキーボードで「英数」「かな」キーによる日本語・英語切り替えなど、細かい部分でmacOSのほうが快適な部分も多いように思います。
そういう細かい細かい快適さの積み重ねが、全体として快適な開発環境になっているのだと気付かされました。まさに「神は細部に宿る」ですね。

 

セキュリティソフトと日本語IMEはどうしようか迷った

セキュリティソフトと日本語IMEはどうしようか迷いました。デスクトップLinuxであれば、両者とも選択肢がほとんど無いため、ClamAV/Tk、Mozc/fcitxで、という感じで終わるのですが、macOSの場合は、両者とも選択肢があります。

 
セキュリティソフトは、esetにした

セキュリティソフトは、いつもKasperskyかesetかnorton先生で、それらの乗り換え版で乗り換え続けてきたのですが、2019年になると乗り換え版が見当たりませんでした。結局上記の中では安く、ずっと使っていたので手間も少ないesetを選んで入れています。(3年5台版)

購入した後にamazonのセール対象になった(2019年2月末セール)ようで、ちょっと悲しかったです。

IMEは、とりあえずGoogle日本語入力

ATOKにしようと思っていたのですが、いつのまにか最新版はサブスクリプション版しかありませんでした。気持ちはわかるのですが、う〜ん…という感じです。2017を購入してもよかったのですが、とりあえずGoogle日本語入力を入れました。ATOK使いたいですが、う〜ん、という感じです。Windows版は、まだ旧バージョン使えそうですし、、、。

ずっとWindows + Mac両方版を購入していたのですが、Linuxをメインマシンに据えてからは購入していないため、微妙な感じです。

 

インターフェースたくさんでまともなキーボードの貴重な MacBookPro

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像6

メインマシンのThinkPadにつき、デスクのフォーマットをext3からext4に変えないとDropboxが使えないという状態だったため、クリーンインストールし直した関係で、しばらくの間、このMacbook Proがメインマシンでした。
使っていて、普通にHDMIのディスプレイに繋いで、デュアルディスプレイ化してコードを書いたりしていましたが、まぁ普通に捗る感じです。
iPad Pro用にUSB-Cのハブも書いますし、最新モデルでも同じことは出来るんでしょうが、本体にちゃんとある端子に対し、ハブを介さないで挿せるという安心感も作業効率には影響を与える気がしています。
キーボードも以前のメインマシンのMacbook Air 2013よりも少し打ちやすい感じで、また配列も右側にコマンドキーがあるのも便利です。またmacOSのUIも気持ちよく、普通に快適に仕事できますね。

2019年に2015年モデルをお勧めするのもどうかと思うのですが、おススメできるモデルだと思います。15インチというサイズは、初体験でしたが非常に快適で、画面サイズというものを見直すきっかけになりました。

 

希望:ファンクションキーとTouch Bar両方ある4コアモデルが欲しい

次にもしもMacbook系を購入するとしたら迷うところです。本命は、Touch IDのみが搭載されたMacbook Air 2018かその後継になるのでしょうが、Macbook Pro系のパフォーマンスもほしいときには迷いそうです。
個人的には、ファンクションキーをなくす必要が未だによくわかっていません。たしかにmacOSはデフォルトでファンクションキーがOFFになっており、そのまま使う人ももしかしたらいるのかもしれないが、プロユースであるMacBookProにそれが必要なのかは疑問がどうしても残ります。
TouchBarがあったとしても、慣れの問題でどっちでもいいという意見も聞きますが、これまでと違うことするなら、結果として飛躍が無いと意味がなく、単に学習コストや設定コストが増えるだけだと思います。それは私にとっては無駄以外の何者でも無いです。(音量調整などの操作性については飛躍があるとは聞きますが、そこに飛躍があることに何の意味があるのかわからないです。)
ファンクションキーはそのままで、その上に追加でTouch BarとタッチIDつけるとかじゃダメなのかなぁと思ったりします。

たぶんAppleはそういうことしないので、思えば、このMacbook ProがAppleノートを購入する最後になるかもしれません。色々な意味で感慨深くなってきましたが、とりあえず今の所は便利に使っていきたいと思います。

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベースのLTEモデル)を初Surfaceとして購入したのでレビュー

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Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ1

昨今のイケてるWindows搭載ノートといえば、Microsoft謹製の「Surface」シリーズかと思います。代表的な 2 in 1タイプだけでなく、「Surface book」などのようにシリーズ展開もしており、出荷数も、伸びてるとのことで、その人気の高さが伺い知れます。

個人的にもmacOS擁するAppleに対するカウンターパートとして、Surfaceはずっと気になっていました。

本エントリは、その中でも最もスタンダードな 12.3インチサイズの2 in 1タブレットである「Surface Pro」シリーズのLTEモデル「Surface Pro LTE Advanced」(GWM-00009)をとうとう購入しましたのでレビューしていきたいと思います。

 

レビュー対象となるモデルについて

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ2

「Surface Pro LTE Advanced」(GWM-00009)は、その名の通りLTE通信モジュールが内蔵されたモデルで、SIMを挿せば(またはeSIM契約をすれば)、LTE通信が本体のみで出来るもので、テザリングをする必要がありません。なお、SIMフリーです。(以前のLTE搭載Surfaceは、ソフトバンク向けだったりもしたそうですが、今ではそんなこともないそうです)
現在、Surface Proの最新モデルは、2018年発表の「Surface Pro 6」となり、第8世代インテルプロセッサを搭載して4コアになったことやブラックモデルが出たことが特徴となっていますが、今回紹介する「Surface Pro LTE Advanced」は、その「Surface Pro 6」がベースとなっておらず、一つ前の「Surface Pro 2017(第5世代)」がベースになっています。
したがって、第7世代インテルプロセッサが搭載されており、4コアではありません。また、プリインストールされるOSは、Windows 10 Proになります。(Surface Pro 6は、Win 10 Homeがプリインストール)

 

初Surfaceです!

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ3

Surfaceはずっと気になっていましたが、今回初の購入になります。個人開発プロダクトで、顧客が最も利用すると思われる端末の1つであるSurface Proなので、検証機として購入しました。

実際に利用してみた感想などを各観点ごとに述べていきたいと思います。

 

質感がいい

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ4

まず本体の質感が良いです。iPadとも比べられますが、iPadのようなアルミの質感とはまた違う質感で、かつ従来のPCの質感ともまたちょっと違う質感です。
加工も綺麗で、角やその質感の上質さも相まって、スタンドを立てて、動画を全画面でみていると、まるでポータブルテレビのような印象をうけます。家電のような統一感と生活に溶け込むような感じです。
ハードウェアとして、非常に魅力的な部分かなと思います。

Microsoftは、昔からハードウェアを作るのが結構うまいんですよね。マウスやゲームパッドをよく買ったことを思い出しました。Xboxはちょっとアレでしたけど、それはまぁ、それとして。

 

タッチもわるくない

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ5

Surface Proは、タブレットしても利用できるため、画面タッチでの操作やソフトウェアキーボードで、利用することもできます。キーボード部分のタイプカバーが別売りでも一応成立しているというわけです。
Windows 10というPCとタブレットモードが統一されたOSが搭載されていますが、Windows Mobileでの知見が生かされているのか、思ったよりもタッチ操作で結構操作ができて、それはそれで便利です。

iPadと比べると、iPadのほうが感触は良いです。慣れもあるかもしれませんが、タッチしていて意図した通りに動いてくれるだろうという感触があるのは、iPadです。

私も普段ThinkPadを使っていると、ごく稀にですが、画面をタッチしようとする瞬間があるのですが、Surface Proだとそのままタッチ操作でOKなので、「アレ?あ、そうか…」みたいな感じになります。
まぁ、ただここは「壊滅的なほど使えないんじゃないか」という期待値の低さのせいですので、もっとタブレットとしてガッツリ使いたいんだという人には不十分かもしれません。ただ、マウスやキーボード付きのタッチパッドなしで、画面タッチだけでいけそうかなという観点で見れば、画面タッチだけでなんとかいけそうかなと思っています。

 

意外とでかい

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ6

iPad Pro 11インチを普段持ち歩いているのですが、それよりかは1.5まわりくらい大きいです。普通にThinkPad Xシリーズくらいの表面積なので、私が普段使いしている「ひらくPCバッグnano」の中側の部分には入りません。(のびるポケットには余裕で入ります。)
ここは結構意外でした。考えてみれば当然なのですが。ノートPCとして普通のサイズくらいですね。タブレットとしては大きいと思います。

 

キックスタンド便利

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ6

普段使っているiPad Proは、自立せず、タブレットスタンドや、純正カバーなどを合わせて使うことで、立てることができます。
一方、Surfaceシリーズは、本体にスタンドが内蔵されており、本体だけで自立させることができます。今回購入したモデルのベースとなる「Surface Pro 2017年モデル」は、角度調整もかなりの範囲で可能で、非常に便利です。動画サイト見る時などは、キーボードカバーを外して本体だけ置いておくとまるでテレビのように動画が閲覧できて便利です。

とはいえ、スタンドだと、膝の上はやや不安定なので、その点は、iPad Pro+純正キーボードカバーのほうが良いかなと個人的には思います。デスクで使う分にはどちらも問題ありません。傾斜がつけられる分、Surfaceのほうが好きという人も多そうです。

 

液晶が綺麗、解像度も申し分ない

画面の綺麗さも申し分ないです。とはいえ、私はあまり画面の綺麗さにはこだわらないので、その程度です。
解像度が広いのはいいですね。フォントレンダリングもその分、通常のWindows端末よりも良いように思います。ただ、フォントレンダリングについては、macOSの方が綺麗ですし、なんならLinuxデスクトップも綺麗ですので、Windowsも綺麗になったなという感じでしかないのですが。

 

Windows Helloによる顔認証は便利

Windowsマシンで便利なログインといえば、指紋認証くらいかなと思っていたのですが、Surfaceシリーズだと、顔認証が可能になります。すでに、iPhone XやiPad Pro 2018 fallモデルで顔認証を利用していますので、その流れで、このSurfaceでも利用しています。
顔認証の速度は、結構早いのですが、うまくいかないときはうまくいかないなという感じがしています。
Surfaceの場合、別売りのタイプカバーを接続しない場合、ソフトウェアキーボードが起動します。顔認証ができないと、PINでのログインを求められます。そのPINの入力にソフトウェアキーボードが起動するわけですが、その起動がもたつきます。

また、別途Surface Goを屋外で利用して顔認証した時には、全く顔認証はできませんでした。iPad Proは屋外でも問題なくできますので、屋外では圧倒的にiOSのFace IDのほうが便利です。

総合してiPad Proのほうが便利な感じがしていますが、大差は無い感じです。

 

処理能力も問題ない

処理能力は、普通に問題ないです。そりゃそうですが。
Core i5モデルは、ファンレスですが、少し使ってみる限りでは問題起きていません。アップデートがガンガン入っていた初期設定時は、本体熱くなってましたので、少し不安でした。(当然ながらキーボードは熱くなりません。)

 

バッテリの持ちはまぁこんなもん

バッテリの持ちはまぁこんなもんかなという感じです。昨今のノートPCと比較してすごいタフだなという感じはしませんし、逆にもたないなという感じもしません。まぁ1日8時間持ちそうだなという感じです。

 

別売りキーボードの感想

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ7

Surface購入後、別売りの「Surface Pro タイプカバー プラチナ FFP-00019」を購入しました。

キーボード自体は各所で言われている通り、質感もいいし、タッチの感触も良いです。タッチパッド部分も悪くない。多指認識でデスクトップ切り替えなども違和感なく利用できて、便利です。

ただ、純正のくせに日本語キーボードだと認識されなかったりするのはどうかと思います。正直がっかりしました。Windows 10の設定に慣れていないこともあって、どこを変えれば治るのかもすぐに分からず(デバイスマネージャでドライバの更新はすぐに思い浮かびましたが、それでいいのかというか、この時代に純正品でそんなことするのかとか、史上最強のWindowsとかいって95と同じことするのかとか色々不満で、ほかに設定をさがしました)、無駄に時間を(数分間ですが)消耗しました。「あぁ、Microsoftだな」という感じがしました。惜しいです。

ちなみに、さらにダメだと思うのが、右Ctrlキーが無いという点です。アプリケーションキーを右Ctrlに割り当てて解決しています。ちなみに、iPad Pro 2018 fallの純正キーボードカバー日本語配列は、認識に問題はなく、左右にCommandキーがあります。まぁ、こっちはIMEがバカなので、どっちもどっちな気がしなくもないです。

 

SIM指して使ってみた

Surface Pro LTE Advanced (2017年モデルベース)イメージ8

LTEモデルなので、早速SIMを指して利用してみました。利用するSIMは、IIJmioのファミリーシェアプランで複数枚発行されているうちの1枚。なお、SIMトレイを開けるピンは、Surface Pro独自のもので、通常のものよりも長い。そのため、他ので代替しようとしても開けられない可能性があるので注意が必要。

SIMを刺して、設定の「携帯電話」部分から設定を行う。このSurface Proでは、eSIMがスロット1、物理SIMスロットがスロット2をさしており、スロット2について設定を行う。とはいえ、IIJmioについては、デフォルトでAPN情報が保存されており、それを選ぶだけで、LTE接続ができた。

通信速度などは普通に出る感じで細かく検証はしていません。なお、Windows Updateなどでバンバン通信量が増えることが考えられるため、通信料の制限を設定するのは必須かと思います。

eSIMでの設定画面

eSIMでの契約画面
eSIM内蔵されていると、設定画面から契約画面へ進むことができます。詳しくはやっていないのでわからないのですが、国内でIIJmioが始めたら試してレポートしてみたいと思っています。

物理SIM認識画面

SIMスロットの設定
物理SIMについては、ちゃんと対応したものを挿せば普通に認識します。あとは、APNの設定を行えば普通に繋がります。

 

まとめ

Surface Pro 6のブラックモデルがかっこいいし、4コア良いなぁと思っており、6ベースのLTEモデルは出ないのかなーとずっと思っていたのですが、未だにでていません。
まぁ、それはおいておいて、ハードウェアとして非常によくできており、普通のノートPCのスペックをもっており、画面も綺麗、それなりにまともに使えるキーボードとタッチパッドという完成度自体は高いなと思っています。

コードを書くという意味での開発機としては普通に使えると思いますし、最新の4コアモデルには劣るものの、画像・動画編集などもできそうです。持ち歩くにはちょっと大きい気もしますが、キーボードと合わせてもそこまで重くならないですし、普通のノートPCと思えば大きさも普通です。

LTE接続が可能で便利な普通のノートPCとして、一応タブレットとしても使える便利な1台だと思います。

 

10インチで軽量な「Surface Go LTE Advanced」を購入したのでレビューと色々比較

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Surface Go LTE Advanced イメージ画像1

先日Surface Pro LTEモデルのエントリを挙げたばかりですが、検証機としてSurface Goも購入したので、こちらもレビューしていきたいと思います。

 

レビュー対象モデル

Surface Go LTE Advanced イメージ画像2

Surface GoのLTEモデルとなります。国内向け、個人向けのモデルです。
法人向けのLTEモデルとは異なりますのでご注意ください。(法人向けは、Windows 10 Proだったり、Officeがついてなかったりする)
メモリ8GB、SSD128GBのモデルとなります。LTEがついていない同等モデルとスペックは同じかと思います。

合わせて純正のSignatureキーボードタイプカバー(アルカンターラ素材のもの)とSurfaceモバイルマウスを購入しています。後に、追加でペンも購入しました。

 

まずはそのサイズと質感に着目

Surface Go LTE Advanced イメージ画像3

 

片手で持ち出せるそのサイズが良い

やはり、Surface Proと比べると小さいです。また、iPad Pro 11インチ 2018 fall と比べるとほぼ同じ大きさなものの、Surface Goの方が角が丸かったりして鞄への収まりが良い感じがします。もちろんひらくPCバッグnanoののびるポケットじゃないところに入ります。

軽さも軽くて良いですね。ここのところ常用しているタブレットのiPad Pro 2018 11インチとどうしても比較してしまいます。iPad Pro(Cellular)は、キーボード込みだと若干ずっしりくる感じがあるのですが、Surface Go(LTEモデル)は、ずっしりとは来ない感じです。
また、薄さについても、Surface Goの方が厚みをあまり感じません。iPad Proも十分薄いと思いますが、キーボードと組み合わせて、Surface Goと比較すると少し厚いかなという感じです。

 

実際の数値でのiPad Pro 11 との比較

Surface Go LTE Advanced イメージ画像4

下記表にデータを纏めてみました。重さについては、キーボードセットだとほとんど差が無い、ないし、ちょっとSurface Goの方が重いようですが、正直実感としてはSurface Goの方が軽く感じます。角の丸い印象や素材感の差かもしれません。(iPad Proは、金属+ガラス+ファブリック+ゴムという印象ですが、Surfaceは、プラスチック+ファブリックと革の中間という印象で、なんとなく柔らかい印象があります。)

薄さについては、iPad Pro用キーボードの正確な厚みの数値が見当たらなかったので、上に写真をのせておきました。(あまり上手く撮れなかったのですが)
下記表でみるような差は実際には感じられず、写真でもわかりません。iPad Proの方が厚いように思えていたのですが、数値上はそうでもないようにみえますが、数値が誤っている可能性があります。

 

比較表

iPad Pro 11 inch Cellular (2018 fall) Surface Go LTE
本体の厚みと重さ 5.9mm / 468g 8.3mm / 532g
純正キーボードの厚みと重さ iPad Pro用SmartKeyboardFolio
2.3mm? / 296g
Surface Go用キーボード Signature
4.6mm / 243g
セットでの厚みと重さ 8.2mm / 764g 12.9mm / 775g

この点での参考サイト(旧iPad Proとの厚みなど比較): アルカンターラが美しい。Surface Goに必須の『Signature タイプカバー キーボード』レビュー

 

次に気になるのがパフォーマンス

Surface Go LTE Advanced イメージ画像5

様々なところですでに言われているので、今更感はありますが、エディタ、ブラウジング、Officeでの操作などに特に不満は感じません。ただ、やはり要所要所でCPUパワーは少し頼りないと感じます。とはいえ、別にIDEが動かないとかそういう足りなさではなく、そういう重い処理は”待たされる”という意味での足りなさという印象。待てば動く。他方、3Dゲームなどはしないのでそこらへんが動くかという意味でのパフォーマンスは不明。
とりあえず、ビルド不要言語のJetbrains製IDE(Rubymine、PHPStormなど)を動かすくらいはまぁ行ける。起動はちょっと遅いが、起動してからはまぁ普通に書ける感じはある。vagrantで仮想環境立ち上げつつとかだと少し厳しいかもしれない。またビルドが必要なIntelliJやなどはキツいかもしれない(試してない)。

近年のPCは、CPUのパフォーマンス不足よりも、メモリ容量の不足やストレージ速度のほうがボトルネックになることが多いという認識なので、その点、Surface Goは、128GBモデルは割と高速なSSDだし、メモリはとりあえず8GBあるしという感じで、メモリ容量さえ使い切らず、CPUパワーをぶん回す処理をしないということであれば、結構快適に動いてくれるようだ。

 

顔認証について

Surface Go LTE Advanced イメージ画像6

顔認証(Windows Hello)は、便利ですが、ときどきカメラが準備できませんでしたとなってPINを求められるのが非常に不便。5回に1回くらいはそんな感じなので、不満です。iPad Proも再起動後とか何回も顔認証に失敗した場合には、PINを求められますが、ここまでではないし、そもそもSurface Goは、PINを求められるまで待たされる感が結構するので不満に思いやすいかもしれないです。

 

屋外での利用

小さいので、やはり屋外で利用したくもなります。iPad Pro 11インチも結構屋外で利用したりしています。
Surface Goを外で利用してみると、液晶の輝度について、iPad Pro 2018に比べて明るさは少し劣ります。ちょっと暗いです。曇天下では全く問題ないですが、好天下では、最大輝度にしても若干見辛いです。この点、iPad Proは、最大にしなくても普通に見えるくらいの輝度があるので屋外での視認性は、iPad Proが断然良いです。

また、顔認証も、屋外だとSurface Goは私を認識できないようで、ずっと探し続けて結局PIN入力を求められます。iPad Pro 11は、iPhone X/XSなどと同じく普通に利用できます。顔認証便利なだけにここらへんは、Surface Goは不満です。

 

マウスも一緒に買いました

Surface Go LTE Advanced イメージ画像7

今回は、Surface Proでも使えると思って、Surfaceマウスをあわせて買いました。折り畳めるタイプではなく、薄型の普通の形の無線マウスです。接続はBluetoothでドングルは付属しません。乾電池動作ですが、軽いし薄型だし、ボタンのクリック感はちゃんとあるし、ホイールも快適だし、デザイン的にもSurfaceに合うし、安いし、かわいいしという感じで、このマウスには大満足です。

まぁ、普通のBluetoothマウスなんですが、それが普通に便利です。ココ最近、家ではThinkPadのTrackPoint(いわゆる赤ポチ)か、MacbookのTrackPadしか触っておらず、あまりマウスを触ってなかったんですが、改めてマウスって便利だなと思い直しました。

個人的好きなポインティングデバイスは、以下のような感じです。

よくできたマウス > ThinkPad TrackPoint = Mac TrackPad > あんまり良くできてないマウス > 画面タッチ > 最近のWin系Touch Pad >>> 超えられない壁 >>>> 昔のダメダメなWin系Touch Pad

Surfaceマウスは、よくできたマウスだと思います。気に入っています。

 

キーボードについて

キータッチやキー配列、感触などについて

Surface Go LTE Advanced イメージ画像8

純正タイプカバーキーボードで比較すると、Surface Go用は、Surface Pro用に比べて面積が狭く、またキーストロークも少し浅いです。

とはいえ、十分なキーストロークでクリック感はちゃんとあります。アルカンターラ素材とプラスチックで安っぽさはないのも良いです。キーピッチについては、普通のキーと狭いキーがあり、狭いキーはそれなりに誤打しますが、いずれにせよ慣れの麺も大きいです。

表面積が小さいおかげで、スペースキー右側に、「変換」「カタカナ」「Alt」とあるのですが、アプリケーションキーがなく、もちろん「右Ctrl」キーもありません。私は「右Ctrl」を多用するので、ここは不満ですが、周りの人に聞いたら「右Ctrl」はあまり使わないと言われ、さっきからちょっと凹んでいます。マジか。

とりあえず私は、remapkey.exe を用いて、「カタカナ」を「右Ctrl」に変えて利用しています。

参照: remapkey.exeでショートカットキーを自由に設定 – 便利なソフトウェアの使い方

 

iPad Pro用のカバーキーボード「Smart Keyboard folio」との比較

「Smart Keyboard folio」と比較すると、「右Ctrl」というか「右⌘キー」があるだけで、iPad Pro用のが便利だなという感じがします。
「Smart Keyboard folio」については、普通によくできたキーボードで、すでに多くのブログエントリを書いていて、全く不満はありません。
surface系キーボードもよくできていますが、いずれも「右Ctrlキー」が無いため、個人的には不満です。あくまで個人的にですが。

 

タッチパッド部分について

タッチパッドは、Surface Proのときに抱いた感想とほぼ同じで、なかなか良いが、Macbookのタッチパッドには及ばないという感想です。
まぁ、こんなもんかなという感じです。普通に使えますが、Macと違うのでたまに微妙に思うだけです。
Surface Go用のは、そのサイズに比してタッチパッド部分が大きくて良い感じです。

 

Surface Penについて

ペンについては、要らないかと思ったのですが、なんとなくフル装備にしてみたくなって、購入しました。
使ってみた感触としては、iPad Proとは感触が違うなという感じです。どっちが良いかというのは感覚的な話になりますが、iPad Proの方が軽快につかえて良いかなという感じがしました。
Surface Penは、すぐに認識してくれましたし、画面に近づければポインター表示が行われて、どこをポイントしているかわかりやすく、これでも普通に使えるのですが、実際の紙とペンにより近いのは、Apple Pencil iPad Pro かなという感触を得ました。そういった感触もそうですが、ペンを使うアプリケーションの起動が遅かったりするので、ペンだけの問題ではないですが。感触については、Surface Goだと少し感度が落ちる(遅延時間が少し大きい。参照: Surface ペンの使い方)ようなので、Surface Proだと違うかもしれません。
とりあえず、私はSurface本体横にペタッとくっつけるだけで満足してしまいました。(あまり使う気がない)

 

バッテリについて

バッテリは、iPad Pro 11 2018 fallと比べるのはかわいそうです。iPad Proの方が圧倒的に電池が持ちます。
iPad Proは、普通にストリーミングで動画を見続けてもカタログスペック通り~カタログスペック以上の10時間以上の再生も可能ですし、またスリープ時のバッテリ消費はほんとに無いんじゃないかと思うくらい減らないです(なお、セルラーモデルでSIMを指していても、です)
一方で、Surface Goは、流石にそこまではバッテリ持ちませんし、サスペンド時もかなり消費量は少ないものの、iPad Proのそれと比べると消費しているなという感じがします。

この辺は、iPadはタブレットであり、surfaceは、ノートPCであるから仕方ないという理解です。特に不満には思っていません。むしろ、ThinkPadシリーズが専用チップであるThinkEngineを搭載して、スリープ時の電源消費をかなり抑えているのですが、それに迫るくらいの消費量だなという感じがしていて、感心しているくらいです。(Windowsへの期待値が低い)

 

Windows 10について

Windows10は、アクティブ時間の設定などでWindows updateに煩わされることが少なくなり快適になりました。
それ以外は特段普通です。各所でWindows10良いねと言われているほどの良さは感じません。設定はどこからするのかバージョンアップ毎に分かりづらくなるし、わざわざ機能を有効化しないと使えない機能があったり、edge以外をデフォルトのブラウザにするのに「強制的に変更する」を選択しないと出来ないとかタチ悪いし、スタートメニューに要らないものがたくさん登録されているし、surfaceキーボードはさらっと認識されないし、とまぁ、不満はあるけど慣れてるし普通に使えるので、普通です。

大体のレビューとしては、上記のような感じです。
下記では、私が実際に行った初期セットアップ手順をメモ書き程度に書いています。

 

初期セットアップ

Surface Goでの初期セットアップについて、メモ的に残しておきます。

初期起動まで

  • 最初からタイプカバーキーボードをつけてセットアップ開始
  • いつもどおりのインストール
  • Windows Hello顔認証用の顔の認識は、iPad Pro(iOS)と異なり、すぐに終わり、顔の向きなどを変える必要もない
  • 最初からタイプカバーをつけてインストールしたせいか、キーボードはばっちり日本語キーボードとして認識されていました。と思ったら、再起動したら英語キーボードとして認識になりました。ほんとクソですね。Google日本語入力入れたら治りました。意味がわからないです。
  • 復元ディスク作成用にUSBメモリを購入したが、USB-Cしかないことを忘れていた。USB-CなUSBメモリを購入しないといけないか。(アダプタ経由は少し不安)
 

初期起動後の設定

  • まずは、画面の拡大率
    • Windowsボタン→設定→システム
    • →ディスプレイ→拡大縮小とレイアウトを150%→125%へ
    • →サウンド→音量下げる(サイドの音量ボタンで下げられるけど)
    • →集中モード→アラームのみ、自動規制→次の時間帯をON(4:00〜3:00)とにかくアップデートで邪魔されたくない。
    • →マルチタスク→タイムライン→ときどきタイムラインにおすすめを表示するをOFF(これ何がでるんだろうか?)
    • →リモートデスクトップ→Homeエディションはリモートデスクトップ使えないらしい(Homeエディションこそ必要だと思うが。リモートされる方は可能なのかな)
    • →電源→(なんだかんだ)→高速スタートアップの使用をOFF
  • Windowsボタン→設定→デバイス
    • →タッチパッド→スクロールとズーム→ダウンモーションで下にスクロールにする
  • Windowsボタン→設定→個人用設定
    • →スタート→「ときどきスタートにおすすめを表示する」をOFF
  • Windowsボタン→設定→プライバシー
    • →全般→設定アプリでおすすめのコンテンツを表示する(ほんとWindowsってクソだな)
    • →アクティビティの履歴→WindowsでこのPCからのアクティビティを収集するをOFF
    • →アクティビティの履歴→アクティビティの履歴を消去する→クリア
  • Windowsボタン→設定→更新とセキュリティ
    • →Windows Update→更新プログラムのチェックからとりあえず最新版に
    • →Windows Update→アクティブ時間→8:00〜0:00(最大18時間とのこと)
    • →ライセンス認証→Sモードであることを確認→Microsoft Storeに移動でSモードを解除
  • storeからsモード解除
    • homeのはずだが、Hyper-Vの記述があって「?」だった。
  • 回復ドライブとSIMの設定はあと
  • スタートメニューで余計なものを削除
  • よく使うやつ(コントロールパネルなど)をスタートメニューに追加
  • コントロールパネル→プログラム→プログラムと機能→Windowsの機能の有効化と無効化→WSL、ハイパーバイザ
 

まとめ

とにかく、ちいさくて軽いタブレットのようなものだが、フル機能のOSであるWindows 10が搭載されていて、まともなキーボードが付いている、というのが本質になります。

通常のPCと比べて劣るのは、パフォーマンスと画面の大きさになります。そこをどうにか妥協できるのであれば、フルWindowsとして最高の機動性をもっているように思います。

iPad Pro 11インチ 2018 fallにぴったりなHYPERのUSB-Cハブが届いたのでレビュー

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iPad Pro 2018用 HYPER製 USB-C ハブ イメージ画像1

これまでkickstarterでバックした HYPER製のUSB-Cハブについて、度々おつたえしてきました。

こちらが先日届きましたのでレビューしてきたいと思います。

 

外観と質感

iPad Pro 2018用 HYPER製 USB-C ハブ イメージ画像2

iPad Pro 2018 fallにピッタリの質感と色で、上質な印象です。安物のハブだと端子の周りにスキマがあったり、押し込むと端子も一緒に押し込まれたりしたりしますが、そういうこともなく、ハブとしてもしっかりしています。

おまけでUSB-C端子に過大な負荷がかかることを防止するアタッチメントと、直挿しではなくコード付きの普通のUSB-Cハブに形態変化できるアタッチメントが付属することになり、当初予定よりも汎用性が高まっています。
このアタッチメントは決まった方向でしかつけることができず、直挿ししたときには「HYPER」というロゴは裏側を向くことになり、こちらからは見えないようになっています。Appleのロゴマークと同じで、利用ユーザー側には特にロゴマーク的なものは見えない形です。

 

iPad Pro 2018 fallにピッタリ

iPad Pro 2018用 HYPER製 USB-C ハブ イメージ画像3

そもそものキャッチコピーが、「World’s 1st USB-C Hub for iPad Pro 2018 」なくらいのため、iPad Pro 2018 fallにピッタリです。純正アクセサリのような一体感です。待ったかいがありました。

私は、液晶保護ガラスフィルムを貼っているため、デフォルトでハブについていたアタッチメントだと若干きついため、後述の液晶保護ガラスフィルム利用者向けのアタッチメントに付け替えて利用しています。
普通に便利な使い心地で、またアタッチメントがあるのでUSB-C端子への過度な負担がかからなそうかなと安心感はあります。実際に負担がかからないのかはわからないですが。

 

HUBとしての機能

概要

HUBとしては、下記端子を利用できるようになります。

  • USB Type-C PD
    (USB 3.1 Gen 1, 5Gb/s / PowerDeliveryは60Wまで)
  • USB Type-A 3.0ポート
    (USB 3.1 Gen 1, 5Gb/s)
  • HDMI
    (1080p@60Hz, 2K@60Hz, 4K@30Hz)
  • 3.5mmヘッドホンジャック
    (USB 2.0 オーディオ, 48KHz, 16-bit オーディオ 入力/出力, TRRS)
  • SDカードスロット
    (UHS-I 104MB/s)
  • micro SDカードスロット
    (UHS-I 104MB/s)
 

3.5mmイヤホンジャック

比較商品としてあげられるであろうSatechiのハブでは、きつくて刺さらないなどの報告が挙げられています。
HYPER製ハブについては、少なくとも私が利用する限りは、そのようなことはなく、普通の使い勝手です。

HUBを指すと、HUBが刺さったことをiPad Proが認識し、イヤホンを挿して音量調整すると、音量調整の表示部分に「ヘッドフォン」などの表示がされますので、イヤホンが刺さっていることをiPadが認識していることがわかります。

 

iPad Pro上でヘッドフォンが認識されている様子

 

SDカードスロット、microSDカードスロット

SDカードスロットと、microSDカードスロットは、別々についており、アダプタなどは不要で利用できます。主にSDカードなデジタル一眼や、主にmicroSDなスマホからの写真転送がこれ一つで可能です。

HDMI端子

microHDMIではなく、通常のHDMI端子になります。

USB-A端子

キーボード、マウス、イーサネットケーブルアダプタ

USB-C端子

主にiPadを充電しながらハブを利用できるようにするためのものですが、普通にUSB-C端子として外部との接続にも使えます。

 

オマケで付いてきた付属品

iPad Pro 2018用 HYPER製 USB-C ハブ イメージ画像4

iPad Pro時のサポーター

iPad Pro 2018用 HYPER製 USB-C ハブ イメージ画像5

USB-C直差しのHUBである点が基本ですが、付属品がいくつか付いています。
まず、直差し時に、USB-C端子のみでハブ自体の重さおよび差してあるケーブルの重さを支えることになる点を考慮して、サポーターが付属しています。iPad Proに直差した時、本体の端にぴったり付き、本体のサポーターとUSB-C端子で重さを支えることができることになります。
サポーターは、2つ付属し、液晶保護シートを貼ってない本体用と、液晶保護シートを貼ってある本体用になります。

 

延長コードでWindowsPCやmacbookにも

iPad Pro 2018用 HYPER製 USB-C ハブ イメージ画像5

また、直差しではなく、PCなどにさして利用できるように延長コードのような形で、USB-C端子を延長できるので、iPad Proだけでなく、Windows PCやmacbookにも利用できます。特にUSB-C端子が1つしかないmacbookについては、USB-Cパススルーでの充電にも対応しているので、非常に便利かと思います。

 

Surface Goにも。直挿しでも行ける

iPad Pro 2018用 HYPER製 USB-C ハブ イメージ画像6

iPad Pro 11インチ 2018 fallのもっともライバルといえる存在であるSurface GoもUSB-C端子を搭載しています。このHYPERのHUBは、そのSurface Goにも直挿しで利用できます。
アタッチメントを付けていても直挿し可能です。ただ、その場合、右側のスピーカーがほとんど隠れることになります。

なお、Windowsで利用時問題があるようで、ファームウェアの更新をするように通知が来ています。初期verを購入された方は、下記を参照の上、ファームウェア更新が必要になるかもしれません。

HyperDrive: World’s 1st USB-C Hub for iPad Pro 2018 by HYPER by Sanho Corporation » Firmware Update — Kickstarter

 

まとめ

そんなわけで、USB-Cハブとしては、決定版的な感じもあります。私はこれ一つで普通に十分です。
1月到着予定だったはずが、3月に到着などいろいろ問題ありましたが、無事到着し、普通に便利に利用でき、各種アタッチメントがおまけでついたので、総合的に満足です。

Linux Mint 公式ブログでフリーソフトウェア開発者の苦悩面が語られていた

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「開発」イメージ

Linux Mintは、私も常用しているUbuntuベースのとても実用的かつ人気のLinuxディストリビューションになります。ウインドウマネージャーとして、Gnome2系からフォークして使い勝手を向上させ続けている「Cinnamon」や、同様の流れでより軽量の「MATE」をメインに採用しているディストリビューションになります。

海外のLinuxディストリビューション情報配信サイトであるDistroWatch.com: Put the fun back into computing. Use Linux, BSD.における、ディストリビューションの人気ランキングでも、だいたい上位にいるディストリビューションです。

個人的にも、すでに数年間常用しており、全く不満はありません。まぁ、Ubuntuでもいいんですが、軽量でより安定していますし、ネット上の情報でUbuntuの情報がだいたいそのまま使えますので、デスクトップLinuxでUbuntuだとちょっと重いという人に安心しておすすめできるディストリビューションだと思っています。

公式ブログで語られた苦悩

さて、そんなLinux Mintなのですが、3月の公式ブログ記事で、フリーソフトウェア開発、コミュニティ運営者としての苦悩が語られていたようです。ちょっとネガティブな記事ではあるのですが、すでに4月のブログ記事(Monthly News – April 2019 – The Linux Mint Blog)においては、当該ネガティブな記事に関する前向きな反応がたくさんあったことについて、感謝が伝えられているので安心してはいますが、Linux Mintの開発も簡単なことではないようです。

当該ネガティブな記事ですが、元は英語な記事を下記にテキトー直訳(一部意訳)してみました。

Monthly News – March 2019 – The Linux Mint Blog

たくさんのサポートと寄付、フィードバックとアイデアをいただきありがとう。今日は、フリーソフトウェア開発のネガティブな一部の側面の話をしたいと思う。ただその前に、Linux Mintのコミュニティやこんなにものサポートを得られてここにいるという得難い幸運を得ていることは強調しておきたい。

欲しいものを得るのは常に簡単というわけではなく、何を得たいかを定義することすら難しいこともある。しばし集中して開発に取り組めるかもしれないが、しかしできたものに疑問をいだき、リリースできないかもしれないというような疑問をいだくこともある。ネガティブな反応ややり取りによって、やる気をなくし、不安定になり、失望するかもしれないし、あまつさえそれらが、開発を離れて休憩したいと思わせるかもしれないし、プロジェクトから去ったほうが良いと思わせてしまうかもしれない。そして我々が成し遂げたものを単に楽しんでくれている方を見ることがチーム全体を加速させるかもしれないし、もしくは、頂いたメールやコメントに幸せを見いだせるかもしれないし、修正や実装に導くような前向きなやりとりに満足を覚えるかもしれない。

私個人としては、この開発サイクルを長らく楽しんでは来れなかった。我々の才能に溢れた開発者のうち2人が去った。Muffin Windows Managerの開発効率をあげることは、今に至るまで一筋縄ではいっていない。新しいウェブサイトやロゴへのフィードバックは、とても不安にさせられた。我々は今後、最終的には大きなリリースができるんだろうし、十分な改善も成し遂げることができるんだろうと思う(すでにある程度はできている。)。それでも、我々は強くなければならず、自信を持ち続けなければならないが、開発に多くの時間を費やしても1ヶ月後にはできていないかもしれないし、違う問題を引き起こしているかもしれない無いし、一部の人には勧められるが、他のユーザーには勧められないものになるかもしれないことを考えれば、それは簡単ではない。

働くチームにとっては、開発者は自らをヒーローのように感じなければならない。彼らはユーザーと同じものを望んでいる、かれらはユーザーであり、開発のはじめからの”唯一の”ユーザーである。どこかの段階で開発に参加することを決意し、時間を捧げ、努力と気持ちをプロジェクトの発展に費やしてきたのだ。彼らがもとめているのはサポートであり、幸福だ。彼等に必要なのはバグを理解するためのフィードバックであり、機能リクエストであり、何かを実装し終えたときヒーローのように感じられることだ。彼等が文字通りその開発者なのだ。これこそがまさに彼等がプロジェクトに参加してくれている理由の一部なのだ。

(開発チームに対し)私は先月に500人もの人々がお金を寄付してくれたんだと伝えることができる。私は、チームにどこにいる人々がどれだけLinux Mintを愛しているかを伝えるメールを転送することができる。私は、彼等が違いを作り出していると彼等に伝えることができる。でも、幸せなユーザーとの直接のやりとりや、開発者がなしとげた仕事に満足している誰かを直接見ることができるようなものは無い。我々のコミュニティが我々の開発者と、どうやりとりをするかが鍵だ。彼等の仕事に対して、彼等の幸せや彼等のモチベーションに対して、どうするかだ。

(GNOMEコミュニティメンテナーの) Georges Stavracasが彼のブログで彼の経験を語っている。

On Being a Free Software Maintainer – Georges Stavracas

これはチーム内で読んだし、もちろん主要なフリーソフトウェア開発者にも関係していると思う。Georgeのブログで最も楽しかった部分は、ユーザーであった彼がコントリビュータになり、そして結果として開発者となった流れを描いていた部分だった。

我々は、往々にして「ユーザー」と「開発者」の間には隔たりがあると感じる。彼等は別の人間であるかのように、ユーザーは開発者ではなく、開発者はユーザーではないかのように。しかしこれは馬鹿げている。

権限を与えられた開発者が他の誰にとっても明らかなことを理解できないという考えは、政治について大衆が思うことです。権力がどこで腐敗するのかを大衆が最もよく知っているというのは大衆迎合主義者の考えですが、しかしここではそのような考えは打倒しません。ユーザーも開発者もプロジェクトへの貢献度の度合い以外に違いなど無いのです。だれしもがその持てる問題解決能力と知識の限りプロジェクトに貢献できるし、すべきなのです。

私は強い心をもっていると思うし、プロジェクトや、一緒に働く人や我々をとりまくコミュニティを守るのが役割だと思っている。私達は一緒に働くことをとても楽しむ事ができると思うし、これらの関係を育むことも、お互いとのやり取りをできる限りポジティブに建設的にし続けることを確保することが重要だと考えている。

フィードバックは愛すべきものであって、恐れるべきものであってはならない。それは我々のプロジェクトと開発にとって燃料となるものだ。開発者が正しいことをするとき、コミットされることによる変更内容は、ユーザーをより仕合汗にします。ユーザーが正しいことをするとき、フィードバックは、開発者をよりモチベーティブにする結果をもたらします。

感想

すでに次のエントリーで明るめの記事が投稿されているので、少し安心しているのですが、Linux Mintは、19からKDE版がなくなるなど、開発体制も盤石というわけでもないなか、開発チームはすごいがんばっているんだなということがわかりました。
あらためて、ですが、感謝して利用していきたいと思っています。

参考リンク

HYPER製iPad Pro用USB-Cハブが発送されました。待ち遠しいです。

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HYPERからの発送のお知らせ

以前、iPad Pro用のUSB-CハブであるHYPER製の製品が、kickstarterでバック開始している旨をお伝えしました。
当該製品がとうとう発送開始しているようで、私のところにも発送通知のメールが来ました(上記画像)。香港から発送されているようで、国内では日本郵便に引き渡されるようです。

こちらの製品は、iPad Pro 2018 fall用の製品として、USB-C端子に挿せば、多数のインターフェースを利用できるようになるハブとなります。
「World’s 1st USB-C Hub for iPad Pro 2018」というのが、売り文句でしたが、すでに国内では、右記のSatechiのUSB-C HUBが販売しているし、1月到着予定が、今頃発送予定が来るし、国内のソーシャルレンディングサービスである「Makuake」でもバック開始しはじめるし(いや、kickstarterでもう成立したんちゃうんかい)、なんというか、いろいろ微妙ですが、ひとまず発送されるようで安心しました。

Satechi製とHYPER製の違い

Satechiのやつでいいじゃん感があるのですが、いろいろと違いがあるため、HYPER製を待っていました。

Satechi製のやつについては、すでに各所でレビューされていますが、iPad Proの可能性を広げる。SatechiのUSB-Type Cハブ | DRESS CODE.(ドレスコード) -メンズファッションブログ-さんの記事が詳しいです。

機能としては、下記表のとおり、microSDカードスロットとSDカードスロットがつくところが大きな違いになります。

HYPER Satechi
  • USB Type-C PD
    (USB 3.1 Gen 1, 5Gb/s / PowerDeliveryは60Wまで)
  • USB Type-A 3.0ポート
    (USB 3.1 Gen 1, 5Gb/s)
  • HDMI
    (1080p@60Hz, 2K@60Hz, 4K@30Hz)
  • 3.5mmヘッドホンジャック
    (USB 2.0 オーディオ, 48KHz, 16-bit オーディオ 入力/出力, TRRS)
  • SDカードスロット
    (UHS-I 104MB/s)
  • micro SDカードスロット
    (UHS-I 104MB/s)
  • USB Type-C PD対応
  • USB Type-A 3.0ポート
  • HDMI
    (4K 30Hz / HDR無し)
  • 3.5mmヘッドホンジャック

とどいたらまた詳細にレポートできればと思っています。

公式ページへのリンク

下記から、本製品についての公式ページを見ることができます。やはりいちばんきれいな画像で製品を見ることができます。

HyperDrive for iPad Pro – HyperShop.com

Worldwide Patent Pending World’s First Dedicated USB-C Hub for 2018 iPad Pro Add 6 new ports (4K HDMI, 35mm audio jack, SD, micro SD, USB-A 3.0 and USB-C Power Delivery) to iPad Pro Removable and replaceable grip made of soft polycarbonate and ABS Secures USB-C hub in place without blemishing the iPad Pro surface Works

今さらながら、Macbook Pro 15インチ(2015 mid)を購入したので思うことをつらつらと

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Macbook Pro 2015 mid イメージ画像1

現在、新しいWebアプリケーションを開発中なのですが、思えばRetinaディスプレイのテスト端末がありません。今までは人に借りて見せてもらったり、Apple Storeに行った時に表示確認を行っていた(すいません)のですが、それだと作業効率とかいう話じゃないし、ちゃんと確認もできていない状態です。今回開発中のアプリケーションはそれだとちょっと困るので、Retinaディスプレイな端末を購入しようと思い立ちました。(ちなみに、WindowsやデスクトップLinuxの高DPI表示での確認では不十分だと考えています。)

そんなわけで、何にしようかとAppleのサイトを閲覧して、MacbookProやMacbook Air 2018などを検討したのですが、「高い」「Touch Bar要らない」という感じで、すぐに閉じてしまいました。整備品を眺めても、Touch Bar搭載のMacbook Proの2016か2017しかなく、どうしようかなと思っていました。

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像2

ふと「そういえば旧フォームファクターのMacbook Proって最後は何年のモデルだっけ?」「そんなに古くないなら全然現役で使えるのでは?」と思い立って調べたところ、2015年モデルが最終でした。13インチが、2015 Early、15インチモデルが、2015 midにそれぞれ出ています。
この前購入した2015年発売のThinkPad X250のスペックでも十分に開発機としては使えるくらいなので、2015くらいなら全然いけるんじゃないかと思って調べ始めると、普通に戦えるスペックだし、インターフェースが普通に色々乗っているし、15インチのProであれば、クアッドコア(4コア)で、CPUマルチコアパフォーマンスだけみれば、普通に私のメインマシンのThinkPad X1 Carbon 2017 (5th) よりも良いどころか、2倍くらい早そうでした。(参照: [2013-2018年] MacBook 63台のCPUベンチマークを一覧比較![Air・Pro・無印] https://beiznotes.org/macbook-cpu-benchmark/)

せっかくなら、dGPU(ディスクリートGPU/独立GPU)搭載のモデルが良いなと思ったのですが、普通に現役マシンばりの価格(20万円弱)とかで販売されているものが多く、dGPUが搭載されていない下位モデルの中古で、だいたい8万円〜12万円くらいでした(私の個人観測。2019年2月初旬)。まぁ、その下位モデルでもCPUマルチコアの性能だけ見れば、メインのThinkPadよりも上なのですが。

しかし、ある時、型番(MJLT2J/A)でGoogle検索すると、じゃんぱらにて、ランクAのものが14万6000円という安価な感じでした。写真を見る限り、箱も綺麗、本体も綺麗、充電ケーブルやACアダプタも綺麗な超美麗品で、上位(実際には中位)モデル(2.5GHz/dGPUあり)で、おそらく選択肢としては完璧だったので、ついポチってしまいました。

※価格につき、2019年2月27日時点で、Appleの整備済み品で、2014年モデルの下位モデルの価格が156,000円でした。整備済み品である安心感などを差し引いてもいい買い物したなという感じがしています。

届いた

古いマシンとはいえ、私にとっては、はじめてのMacbook Pro、はじめての15インチ、はじめてのRetina DisplayなMac、ということで早くこないかなーと待ち遠しかったです。ずっとMacbookやMacbook Airでしたし、持ち歩きをあまり考慮しないでPCを購入するのもかなり久々です。

15インチモデルで、箱ありの中古品なので、でかい箱で届きました。
ちなみに、本体はフィルムにつつまれ、ACアダプタもフィルムに包まれており、ACアダプタのMagsafe部分はキャップがされており、充放電回数は11回でした。すごい綺麗好きな持ち主だったようです。(充放電回数は、刺しっぱなしだったのかと心配ですが。)

使ってみて

今さらこの過去のモデルのレビューを詳細にしても仕方がない気がするのですが、せっかく購入したのでレビューしたいと思います。

外観について

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像3

この形のMacbook Proは、慣れた見た目で全く違和感がなく利用開始できます。これはThinkPadにも通ずるのですが、やはり慣れた見た目であるということは、心理的安定にとって大きいと思います。
このMacbook Proのフォームファクターは、これはこれで完成しており、不便さも野暮ったさも感じませんし、普通に美しく普通に便利だと思っています。

たしかに新型のMacbook Proの方がスマートでカッコ良いのですが、インターフェース端子を削り、ファンクションキーを削りと代償が大きいと感じています。
持ち歩きを考えないのであれば、とくにスリム差も必要ない(というか2015年モデルも十分薄い)ので、ツールとして全く問題なく満足して利用できています。

モバイルのことを考えずに購入しましたが、いざという時には持ち運べますし、ソファで膝の上に置いて作業するのにも快適です。

ちなみに(私は割とどうでもいいですが)、ちゃんとディスプレイ裏のリンゴも光ります。こういうギミックは遊び心として大切にして欲しかったです。

Retina Displayが美しく、大きくて見やすい

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像4

最近のMacbook Proに搭載されているようなTrueToneは搭載されていないものの普通にRetina Displayで美しく、また画面が大きく表示域が広いため、普通に作業しやすいです。画面の広さに基づく快適度という点では、デスクトップPCのような使い心地と言えます。iMacみたいな広大さはないものの、いままでの持ち歩き用PCを常用していた身としては、画面が広く感じます。
特に縦に長いので、ソースを見る時などに捗る感じです。

擬似解像度として、最大1920×1200まで広げることができます。普通のフルHD(1920×1080)よりも縦に長いのが便利です。最近、JIRAのカンバンボード(Trelloなやつ)を見ているのでそこらへんが大変便利になります。
メインで使用しているThinkPadも、フルHDのものなので、表示域は同じはずなのですが、見やすさがなぜか全然違うと感じます。縦120ピクセル分の解像度、ディスプレイサイズおよびRetinaDisplayによるその解像感というものを甘く見ていました。(2019年モデル以降のThinkPad X1 Carbonは、4Kディスプレイを選択できるようなので、今度購入するときはそっちかなと思っています。)

ちなみに、Macbook Proは液晶ベンダが複数あり、ベンダにより、品質がマチマチと聞いていましたが、特に問題ありませんでした。

処理速度は早いが、バッテリの減りは早い感じがする

処理速度は、普通に速いです。ゲームをやるわけではないですし、動画のエンコードや編集をするわけでもないので、そこらへんはわからないのですが、Web開発に必要な処理のほとんどは、現役マシン(ThinkPad X1 Carbon 2017 5th)と変わらない感じで作業できます。(特に驚くほど早いということもありませんが)

ただ、バッテリの減り具合は、現役マシンと比べると早い印象です。普通に動かすと1日(8時間)はギリギリ持たなそうかな、くらいです。まぁ、いずれにせよ、持ち歩き用に購入したわけではないのでなんら問題ないです。むしろ中古なのにバッテリの劣化を感じなくてラッキーだと思っています。

ひさびさにMac OSの初期セットアップを行った

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像5

到着した時、OSは、Sierraが入っていましたので、App StoreからSierra→High Sierra→Mojaveとアップデートし、再起動をかけて、「⌘(コマンドキー) r」でリカバリモードで起動して、クリーンインストールを行いました。(特段USBメモリとは必要ないのはベンリーですね。)

そのあと、さまざまな設定を一括で行えるようにしてあるシェルスクリプトがあるので、それを実行し、一気にいろいろな設定とソフトウェアをインストールしました。
ただ、このスクリプトは作りかけでまだまだ不足しているものがあり、不足しているアプリケーションを順々に手動で入れていくことになります。とはいえ、キビキビ動いてくれて全く動作に淀みなく、OSの再インストール含め1日かからずに終了しました。
ここらへんのプロビジョニングは、当然ながらデスクトップLinuxの方が早い(プロビジョニング用スクリプトの完成度にもよりますが)ですが、そんなに不満はありません。

一方で、やはりデスクトップの美しさ、Mission Control、expose、通知などさまざま面で、macOSのデスクトップの完成度の高さを感じます。LinuxデスクトップのウインドウマネージャーであるKDEやcinnamonも十分に完成された美しさと便利さを持っているとは思いますが、macOSも良いなぁと改めて思います。

コマンドラインランチャー兼クリップボード履歴管理ツールとしてのAlfredは、やはり便利で、LinuxにもAlbertというクローンアプリがあるのですが、やはり総合的にはAlfredがよく出来ています。
その他、caffeine、bartender、1password、Monosnapなどのアプリも便利ですし、JISキーボードで「英数」「かな」キーによる日本語・英語切り替えなど、細かい部分でmacOSのほうが快適な部分も多いように思います。
そういう細かい細かい快適さの積み重ねが、全体として快適な開発環境になっているのだと気付かされました。まさに「神は細部に宿る」ですね。

セキュリティソフトと日本語IMEはどうしようか迷った

セキュリティソフトと日本語IMEはどうしようか迷いました。デスクトップLinuxであれば、両者とも選択肢がほとんど無いため、ClamAV/Tk、Mozc/fcitxで、という感じで終わるのですが、macOSの場合は、両者とも選択肢があります。

セキュリティソフトは、esetにした

セキュリティソフトは、いつもKasperskyかesetかnorton先生で、それらの乗り換え版で乗り換え続けてきたのですが、2019年になると乗り換え版が見当たりませんでした。結局上記の中では安く、ずっと使っていたので手間も少ないesetを選んで入れています。(3年5台版)

購入した後にamazonのセール対象になるようで、ちょっと悲しいです。

IMEは、とりあえずGoogle日本語入力

ATOKにしようと思っていたのですが、いつのまにか最新版はサブスクリプション版しかありませんでした。気持ちはわかるのですが、う〜ん…という感じです。2017を購入してもよかったのですが、とりあえずGoogle日本語入力を入れました。ATOK使いたいですが、う〜ん、という感じです。Windows版は、まだ旧バージョン使えそうですし、、、。

結構、ずっとWindows Mac版を購入していたのですが、Linuxをメインマシンに据えてからは購入していないため、微妙な感じです。

インターフェースたくさんでまともなキーボードの貴重な MacBookPro

Macbook Pro 2015 mid イメージ画像6

メインマシンのThinkPadにつき、デスクのフォーマットをext3からext4に変えないとDropboxが使えないという状態だったため、クリーンインストールし直した関係で、しばらくの間、このMacbook Proがメインマシンでした。
使っていて、普通にHDMIのディスプレイに繋いで、デュアルディスプレイ化してコードを書いたりしていましたが、まぁ普通に捗る感じです。
iPad Pro用にUSB-Cのハブも書いますし、最新モデルでも同じことは出来るんでしょうが、本体にちゃんとある端子に対し、ハブを介さないで挿せるという安心感も作業効率には影響を与える気がしています。
キーボードも以前のメインマシンのMacbook Air 2013よりも少し打ちやすい感じで、また配列も右側にコマンドキーがあるのも便利です。またmacOSのUIも気持ちよく、普通に快適に仕事できますね。

2019年に2015年モデルをお勧めするのもどうかと思うのですが、おススメできるモデルだと思います。15インチというサイズは、初体験でしたが非常に快適で、画面サイズというものを見直すきっかけになりました。

希望:ファンクションキーとTouch Bar両方ある4コアモデルが欲しい

次にもしもMacbook系を購入するとしたら迷うところです。本命は、Touch IDのみが搭載されたMacbook Air 2018かその後継になるのでしょうが、Macbook Pro系のパフォーマンスもほしいときには迷いそうです。
個人的には、ファンクションキーをなくす必要が未だによくわかっていません。たしかにmacOSはデフォルトでファンクションキーがOFFになっており、そのまま使う人ももしかしたらいるのかもしれないが、プロユースであるMacBookProにそれが必要なのかは疑問がどうしても残ります。
TouchBarがあったとしても、慣れの問題でどっちでもいいという意見も聞きますが、これまでと違うことするなら、結果として飛躍が無いと意味がなく、単に学習コストや設定コストが増えるだけだと思います。それは私にとっては無駄以外の何者でも無いです。(音量調整などの操作性については飛躍があるとは聞きますが、そこに飛躍があることに何の意味があるのかわからないです。)
ファンクションキーはそのままで、その上に追加でTouch BarとタッチIDつけるとかじゃダメなのかなぁと思ったりします。

たぶんAppleはそういうことしないので、思えば、このMacbook ProがAppleノートを購入する最後になるかもしれません。色々な意味で感慨深くなってきましたが、とりあえず今の所は便利に使っていきたいと思います。


中古の Let’s note RZ6 LTE付きモデル(レッツノート/CF-RZ6 HFLPR) を購入してLinux Mintを入れたレビュー&メモ

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Let's note CF-RZ6 イメージ画像1

先日、中古で CF-RZ6のLTE付きモデル(CF-RZ6HFLPR)を購入しました。スペックとしては、Win10Home搭載、Core i5-7Y54(Core mから改称)、SSD256GB、メモリ8GB、液晶10.1インチ(解像度は、1920×1200(16:10)というWindowsにもデスクトップLinuxにも十分なスペックながら、LTE対応(SIMフリー/nano SIM)かつ重量が775gという凄まじい機動性のPCになります。

とにかく軽いが、値段が高いレッツノートのRZシリーズ

Let's note CF-RZ6 イメージ画像2

キーボードをつけたSurface GoやiPad Pro(2018、11インチ)よりも軽いにもかかわらずフル機能のPCであるという点が最大の利点(だと思っています)のレッツノートRZシリーズですが、他のPCと比べてかなり値段がお高いのもまた特徴です。
とはいえ、中古であれば安く購入できる、と思ったものの、RZシリーズは、現在RZ4とRZ5がリース空けで中古市場に流れてきているのがほとんどで、RZ6はあまり流れてきていません。また、どうも国内の法人はメモリ4GBでOKと思っていた( 法人モデルがそうなっていただけ?)ようで、メモリが4GBのモデルばかり出回っている印象をうけます。SSDは、換装可能なようなのですが、メモリはオンボードで換装も増設もできないようですので(この大きさと重さなら無理はないです)、なるべくメモリ8GBのモデルがよいのですが、なかなか出回っていないようです。

RZシリーズ自体があまり中古市場に出回らないイメージがあるのですが、RZ4およびRZ5であれば、2019年8月現在のところ、下記ショップで見当たっています。

インターフェースが多く、営業向きで開発向きじゃない?

Let's note CF-RZ6 イメージ画像3Let's note CF-RZ6 イメージ画像4レッツノートRZシリーズは、インターフェースが多いのも特徴で、USB端子、アナログRGB、HDMI、SDカードスロット、有線LAN、ヘッドフォン端子と主要なインターフェースは揃っていますが、USB-Cがありません。というかUSB-C以外全部あるみたいなイメージです。その点、完全に経営者や外回り営業マン用に特化したPCになっているといえます。
イメージとしても、経営者や営業マンが持っているイメージがあり、開発マシンとして利用されているというのはあまり聞きません。開発マシンにはパワーと安定性と安さが求められ、モビリティと豊富なインターフェースは必要ないから、かもしれません。

メインUIであるタッチパッドと割と出来の良いキーボード

Let's note CF-RZ6 イメージ画像5

レッツノートといえば、丸い形のタッチパッドですが、RZシリーズは普通の四角いタッチパッドで特段違和感がありません。
タッチパッド自体の操作性は、Macのトラックポイントには及ばないものの普通に使えますし、画面自体がタッチパネルなので組み合わせて利用することが可能です。

キーボードについては、一つ一つのキーがリーフ型と呼ばれる特殊な形をしているのですが、特にそれが打ちやすくなっているというわけではなさそうですが、弊害があるわけではないので特に気になりません。
キーについては、狭いキーもありますが、概ね打ちやすくCtrlキーも左右にありますし、基本的に使いやすいです。この大きさにしてはかなりまともなキーボードという印象です。

バッテリの持ち

中古で購入したので、バッテリについては全く期待していませんでしたが、まぁまぁ持つ状態です。数年前の製品なのになかなかですね。
とはいえ、普通にバッテリが交換できるタイプのマシンですので、交換バッテリを購入しようかとは思っています。Let’s noteのさすが、という点ですが、新品バッテリが普通に7000円代で購入できるのが安心です。

気になるところ

上記のようにハードウェアには基本的に満足していますが、下記が気になるところです。

10.1型で液晶ベゼルが広い

液晶の解像度は高い(1920×1200)のですが、液晶サイズ自体が小さいのは少し不満です。ベゼルも少し広いです。最近はPCもスマホもベゼルが狭い端末が多いですし、メインで利用しているThinkPad X1 Carbon 2017(5th)も狭額縁なので少し気になります。

USB-Cがない&電源端子が独自

USBのPD(Power Delivery)のおかげで、モバイルバッテリーや小型のACアダプタでも、45Wや60W出力可能になり、ThinkPad X1 CarbonやiPad Pro 2018、iPhone、Android端末などは、モバイルバッテリーと各種ケーブル類を揃えていて、他にACアダプタを持ち歩く必要がありません。
しかし、Let’s noteは、USB Type-CもType-Cによる給電も可能ではなく、単独で持ち歩くには少し不安がありますが、まぁメインマシンというわけでもないしいいか、という感じではあります。

Linux Mint 19.2 cinnamonを入れてみる

Let's note CF-RZ6 イメージ画像6

常用するにあたりデスクトップLinuxを利用したいため、別にThinkPadにも入れて常用しているLinux Mint 19.2 cinnamonをWindowsとのデュアルブートにしました。

手順としては、

  1. BIOSのセキュアブートを切る(BIOSへは起動直後F2キーを押しっぱなし)
  2. Windowsの高速スタートアップを切る
  3. SSDのCドライブ領域を縮めてdドライブパーティションを作る
  4. Mintのインストールディスク(USBメモリ)を作成し、刺して起動しBIOSに入り、BIOSからUSBメモリを指定して起動
  5. Mintをインストール

と言った感じです。

インストール前に、Windows上のPanasonicのユーティリティで起動ディスクを作成してバックアップするのを忘れずに。

下記サイトが参考になるかと思います。

ハードウェアの認識について

Let's note CF-RZ6 イメージ画像7

デスクトップLinuxで困るのはハードウェアの認識の問題ですが、今回のレッツノートCF-RZ6およびLinux Mint19.2の組み合わせでは、ほぼ何も問題なく、wifi、マウス(タッチパッド)、液晶、キーボードなども普通に認識しています。Fnキーとの組み合わせキーによる音量の調整や輝度の調整も出来ており、普通に内臓のモバイルモジュールでLTE通信すら出来ました(これにはビックリ)

唯一、音が出ないという問題がありましたが、結果としてWindows側でミュートをオフにして(音が出る状態にして)からMint起動で普通に音が出ました。(ネット上を見るとレッツノートで、スピーカーとヘッドホンが逆に認識されるため、Alsamixerでヘッドホンの音量をあげれば音が出るという話もありましたが、私の環境では、それはありませんでした。)

画面の解像度が高く液晶は小さい

画面サイズが小さいのに画面解像度が高く、どうしても文字が小さくなるため、デフォルトのままだと目が疲れてしまいます。Windowsだと画面のズームで調整できるのですが、cinnamonだと高dpi対応は2倍ズームしかなくこれだと拡大し過ぎなため使えません。
仕方がないので普通にUIフォントのフォントサイズを大きくすることで、普通になんとかなりました。(私はもともと画面のフォントサイズが小さくても平気なので大丈夫ですが、人によってはこれだと不満かもしれません)

あとは普通に環境整備

あとはお好みで環境整備という感じです。私はプロビジョニング用スクリプトがあるので、それをレッツノート用に少し変えて実行し、ほぼ完了という感じでした。

参考リンク

ThinkPad X1 Extreme Gen2 (2019) をポチりました

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Lenovo ThinkPad X1 Extreme 2019公式サイト

去る1/9に、Lenovoのオンラインショップにて、「ThinkPad X1 Extreme Gen2 (2019)」を注文しました。
注文に至る経緯をまとめておこうと思います。

注文に至る経緯

いろいろあって、開発に用いる新PCが欲しくなり、色々と検討し始めたのが、2019年末でした。
大体下記のような条件で検討していました。

  • 現在持っているPCよりもスペックが高いこと
    • 現在持っているもので一番スペックが高いものは、Macbook Pro 15 inch 2015 midで、CPUは、Core i7-4870HQ(dGPU付き)
    • 次が、ThinkPad X1 Carbon 5th (2017) で、Core-i7-7500U(dGPU無し)
  • メモリは、16GB以上積めること
  • 画面サイズが、15インチ以上であること
    • 14インチであれば、ThinkPad X1 Carbon 5th で十分満足していて買う意味が無い
  • 画面解像度は、フルHD(1920×1080)以上、できれば、4K以上であること
  • 30万円未満であること
    • 経費参入の関係。
  • キーボードがまともであること(&テンキー付きではないこと)
  • SSD搭載 or 換装可能なこと

dockerを利用していることもあって、Linuxを利用したく、やはり、ThinkPadを最初に検討しました。画面サイズ的に、ThinkPad X1 Extremeか、ThinkPad T590とかになる(LシリーズやEシリーズは無視します。)のですが、T590はテンキー付きのキーボードで対象から外れました。

docker部分は、上記を満たすスペックなら、対して遅くないだろうし、いざとなればvirtualboxなどで仮想化したLinux上で利用するでもいいかとも思い、出たばかりのMacbook Pro 16インチも検討しました。しかし、まず何より値段が高いのと、バタフライでなくなったキーボードながら、いまだにESCキー以外はタッチバーというのが不要でした。

また、他にはDellのXPS 15を検討しました。大学のころは、Windows 2000が乗ったInspiron 4000を数年間使っていて、懐かしい感があるのですが、いかんせん最近利用していないということもあって、キーボードの使い勝手などがどうかなという感じと、Linuxへの対応もどうなのかなという感じがあり、その他の決め手が有りませんでした。

Macに惹かれつつも

Macbook Pro 16インチに惹かれたのは、Mac OSの完成度が高いことももちろんなのですが、USB-C 100Wで充電できることがありました。ThinkPad X1 Extremeは、135Wの独自コネクタでの充電しか公式にはサポートしないということでしたので、USB-Cで充電できないのは不便だなという部分がありました。
ただ、公式にはサポートされないだけで、一応充電はできるみたいです。USB-Cの規格上の限界が100Wですので、それ以上でのUSB-Cの充電はできず、フルに動かすことはできませんが、起動していないときの充電くらいはできるという非公式情報がありましたので、それならまぁいいかという感じにいたりました。135Wだと飛行機の機内でも使えない(充電できない)ですが、なんとか100Wで充電できるならという感じです。

とりあえずクーポン待ち

いつものとおり、メルマガでクーポンやセールの情報があるたびにオンラインストアを覗きににいって、「ThinkPad X1 Extreme Gen2 (2019)」もしくは、「ThinkPad X1 Extreme (2018)」が割引率の高いクーポンの対象にならないかなーと年末年始見続けていました。
そうでないときでも、たまにメルマガが来たらみていたのですが、どうも、X1 Extremeについての割引率は、X1 Carbonほど大きくないときがほとんどという感触を持っていました。昨年の10月だか11月だかに、「ThinkPad X1 Extreme Gen2 (2019)」が出て、型落ちとなった「ThinkPad X1 Extreme (2018)」が確か50%OFFとかの割引率で販売していたときがあったかと思うのですが、その時はスルーしていました。したがって、次のモデルが発表・発売されたりしたら、安くなるかもしれないのですが、年末までに発表・発売は、あまり期待はできないだろうとは思っていました。

実際、2019年末〜1/8くらいまでは、Thinkpad X1 Extremeは、2018も2019も特段特別な割引が付与されていなかったかと思います。

しかし、1/9に届いたメルマガから開いてみたところ、「ThinkPad X1 Extreme Gen2 (2019)」に割引率38%がついており、「ThinkPad X1 Extreme (2018)」のページを開いたら「申し訳ございません。この製品の販売は終了いたしました。」状態でした。
2018は「在庫限りパソコン」セールで年末年始ずっと販売していたので、おそらくですが、2018の在庫が完全に捌けたタイミングで、2019の割引率が上がったのではないかと推測しています。(そうなると、X1 Carbon 2018も捌けたら、2019の割引率が上がる?)

Lenovo ThinkPad X1 Extreme 2018 out of sale

年末年始に、割と気持ちが高まってしまっていたので、もういいやーという感じで注文してしまいました。
1/10、1/11とまたメルマガ来たので、そのたびに覗いているのですが、1/10は、34%、1/11は、36%という感じで、38%はいいタイミングだったかなと思っています。

購入したスペック

CPU インテル Core i7-9750H プロセッサー (2.60GHz, 12MB)
メモリ 16GB PC4-21300 DDR4 SODIMM (1枚のもの)
※あとで、増設予定(メモリはオンボードじゃない上に、2スロットある)
SSD 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2280, NVMe) OPAL対応
GPU NVIDIA GeForce GTX1650 4GB GDDR5 128ビット
液晶 15.6型UHD液晶 (3840×2160 IPS 500nit) 光沢なし
その他 指紋センサーあり、日本語キーボード、スマートカードリーダー付き、ファクトリーカラーキャリブレーション申し込み

上記で、税込みおよそ24万円強でした。

メモリの増設、SSDの増設を予定

「ThinkPad X1 Extreme Gen2 (2019)」は、メモリはオンボードではないうえに2スロット空いており、SSDも2つずつ付けられるようになっており、SSDはRAIDも組めるようになっています。
とりあえず、本体価格を下げたかったので、SSDを一番容量が少ないもの(256GB)にしています。
Windows領域用に256GBで十分なので、1TBのSSDを増設し、そちらをデータ&Linux用領域にする予定です。

メモリも8GB x 2のデュアルチャネル構成ではなく、16GB x 1 にして、届いてから同一メーカーのメモリ16GBをもう1枚足すつもりです。

うるさいとの噂

ファンがうるさいとの噂があります。たしかに、The比較さんの下記2つの記事中の静音性の部分を比べてみると、X1 Extremeは、CPU使用率3%の動画再生時でも30dB出ているようです。

BIOSのバージョンにもよるようです。
ちょっと気になるところですが、届いてみてから確認したいと思います。

kubuntu or KDE neon とWindowsとのデュアルブートで運用予定

4K解像度、UHDの液晶のため、HiDPIへの対応が必要になります。100%のスケーリングだと文字が小さすぎそうですし、一方で、200%のスケーリングだと、フルHDの広さでもうちょっと広くしたい感じがします。
そこで、150%のスケーリングが可能であってほしいのですが(Windows 10はもちろん可能です)、現在常用しているLinux Mintだとちょっと厳しそうです。(整数倍以外だといろいろめんどくさい。)
そのため、よりよい対応になっているっぽいデスクトップ環境として、KDEを利用したいと思っており、Linux Mint KDEは18.3で最終だったこともあって、KDEなディストリビューションのLinuxを利用する予定です。

届くまで楽しみ

届いたらまたレビューして記事を上げてみたいと思います。
「ThinkPad X1 Extreme Gen2 (2019)」に関する記事は、値段が高いせいか、あまり売れてないのかあまり多くないように思っているので、少しでも情報を増やせればと思っています。


ThinkPad X1 Extreme 2019 ( Gen2 ) が届くまで

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到着しtThinkPad X1 Extreme 2019 ( Gen2 )

去る2020年1月9日に、Lenovoのオンラインサイトにて、ThinkPad X1 Extreme 2019 ( Gen2 ) を注文しました。
本エントリーでは、無事手元に届くまでどんな感じだったか、どのくらいかかったのかについてまとめました。

注文時の納期情報

注文構成については、別エントリに記載しているので、そちらをご参照ください。

注文時の納期情報は、混んでいるのか、「最短4週間程度で出荷予定」となっていました。
BTOの構成で納期の表示は変わるのかなとも思って、いろいろと構成を変えてみたのですが、特に変わらなかったです。

日本の特定商取引法や消費者保護法、消費者庁などのガイドライン、民法の一般原則などから、「あらかじめ伝えた納期に遅れた場合には、購入者は契約を取り消し(キャンセル)出来る」ので、納期表示は長めに書いてあると認識しています。

注文翌日〜1週間

注文翌日〜1週間の間、注文ステータスに全く変化がありませんでした。
この点、超不安でした。

その間にも、セール情報のメルマガが数回届いていました。ただ、私が購入した当時の割引率である38%よりも割引率は上がりませんでした。
とりあえず損した気分にはなりませんでした。

1週間後の1月16日朝にようやく変化あり

レノボ配送状況確認11/16の朝に、ステータスサイトを確認したら、ようやく注文ステータスに変化があらわれました。
「1/31出荷予定、2/6到着予定」とのことでした。
購入時の予告どおり「4週間程度で出荷」でした。まぁ、混んでる時期ですし、最短ですから、仕方ないですね。

1月17日に、レノボオンラインストアのデザイン変更

1/17にメルマガが来たので、タイムセールを見に行ったら、販売サイトのセールの画面だけ、デザインが変わったようで、慣れないせいかもしれないが、不便になりました。特に下記の点でです。

  • 商品名が、米沢生産とかいろいろ付加されて楽天みたいに長くなり、どの商品かわかりづらくなった。
  • 割引率の表示が小さくなった
  • 同じモデルで、どの年度のモデルかが、例えば以前は、「ThinkPad X1 xtreme (2018)」のように、以前は明記されていたが、その表記なくなりわかりづらくなった。(CPUの世代は明記されているので、それで判断はできるが、わかりづらくなったのは間違いない)
    • また、x1 extremeは、構成が1種類になり、そこからカスタマイズするしかなくなったようだ。ベースモデルが36%OFFで29万円くらいになっていて、これだと高い印象を得る。ただ、カスタマイズでスペックを下げれば価格帯は同等だった。(その後見直したら、ベースモデルが、安くなっていた。たまたまそういうベースモデルだったらしい。)

※その後少しずつ修正されているようです。

その後も時々セールを知らせるメルマガが来て、その度によしておけば良いのに気になってしまって、割引率を毎回確認していましたが、割引率は最大38%でした。

日本語で納期メールが来たが…

レノボ配送状況確認2
その後、1月21日に「lenovo納期窓口」より、2月上旬お届けで、お待たせして申し訳ない旨の日本語のメールが来た。「うん、知ってる」って感じ。

しかし、その翌日の1月22日の夕方に、突然出荷済みの旨、メールが届きました。「昨日のメールは何だったんだ」という感じ。

すぐに注文ステータス確認サイトで確認しても、まだ「1/31出荷、2/6到着予定」のままでした。

出荷通知メールによると1月15日に製造に入ったようです(1月16日の朝に受注ステータスに変更があったのと一致しますね。)。

注文ステータス確認サイトとは別に日通NECロジスティクスの配送状況確認サイトへのリンクがあり、1月22日発送、1月28日到着予定の旨と、現在配送センターへ輸送中の旨、記載がありました。

数時間後には、注文ステータス確認サイトにも反映されました。

出荷から到着まで

レノボ配送状況確認3
1月24日の夕方に配送状況確認したところ、1月24日の12時過ぎに国内配送準備というステータスに変わっていました。
1月25日(土曜)か1月26日(日曜)に到着か?と、一瞬期待しましたが、土日はしっかり休むと聞いているのでたぶんダメだろうとは思っていました。
(やはり、土日は、変化ありませんでした。)

1月27日(月曜)朝にステータスを確認しても変化はありませんでした。
同日、昼を過ぎても変化がなく不安になったりもしましたが、18時ごろに更新があり、ヤマト運輸に引き渡されたようで、伝票番号が出ました。ヤマトのサイトでも追跡が可能になりました。

さらに、21時半ころにヤマト運輸からメール連絡があり、コンビニ配送への切り替えが出来ました。さすが毎度のヤマト運輸です。

翌日の1月28日に仕事帰りに無事コンビニで受けとることが出来ました。

まとめ

と、こんな感じで到着まで待っていたという感じです。いざ注文すると楽しみすぎて、もうとにかくありとあらゆる「ThinkPad X1 Extreme」に関する記事を読みまくったりしてずっとヤキモチしていました。
ようやく無事に届き、精神衛生の健康を取り戻すことができた感じがしています。

BTOするときは、混んでないときに限りますね。


参考サイト

Thinkpad X1 Extreme 2019 ( Gen2 ) ファースト・インプレッション

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ThinkPad X1 Extreme の ThinkPadロゴ

そんなわけで、2020/1/28に届いた「ThinkPad X1 Extreme 2019 ( Gen2 )」についてファーストインプレッションをまとめていこうと思います。

スペック

スペックとしては、下記のような感じになります。

各部 概要
CPU インテル Core i7-9750H プロセッサー (2.60GHz, 12MB)
メモリ 32GB ( 16GB PC4-21300 DDR4 SODIMM × 2 に増設
SSD 1.2TB(256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2280, NVMe) OPAL対応に、「1TB SSD NVMe」(WD Black SN750 / WDS100T3X0C-EC)を増設 )
GPU NVIDIA GeForce GTX1650 4GB GDDR5 128ビット
液晶 15.6型UHD液晶 (3840×2160 IPS 500nit) 光沢なし
その他 指紋センサーあり、日本語キーボード、スマートカードリーダー付き、ファクトリーカラーキャリブレーション申し込み

注文した構成に対して、下記を増設しています。

  • メモリ16GB
    • 刺さっていた16GBがサムスン製だったので、一応合わせてサムスン製の16GBを増設し、32GBに
  • SSD 1TB
    • 256GBで注文しましたが、2つ目のスロットに1TBのウェスタンデジタルの「WD Black SN750 NVMe SSD」を増設しました。サムスンの970Proと迷いましたが、発熱が気になったのと、ウェスタンデジタルのSSDを今まで5個位買ってなんの問題もないので、信頼しています。

増設については、あとでまた別エントリにまとめたいと思います。

全体の印象

ThinkPad X1 Extreme を開いたところ

全体の印象というか、結論的になってしまうのですが、やはり「いつものThinkPad」でした。っていう感じです。
ファンも静かですし、キーボードもまとも、堅牢なハードウェアという印象、底部から内部へのアクセスの良さ、特に問題なく動くその他ハード、という感じです。
Linuxのlm_sensorsで、CPU、グラフィックボードの温度も計測していますが、私の普段使いでは、温度も安定していて、ファンも回っても今までどおりのThinkPadくらいの音量で集中しているときは気にならない程度です。
そんなわけで、普通に満足しています。

以降は、各部の気になっていた部分をそれぞれまとめていきたいと思います。

天板の印象

ThinkPad X1 Extreme のカーボン柄の天板

以前使っていたThinkPad X1 Carbon 2017 ( 5th )」や、それよりも以前のThinkPadでは、ピーチスキンといわれるさらさらした手触りの天板で、普通に黒く、光を反射して少し白く光るような、言ってしまえば普通の特に柄などはない天板でした。
2019年モデルのThinkpad X1 Carbonより、天板の模様にカーボン柄を選べる(というかデフォルト)ようになっています。せっかくなので、カーボン柄にしました。

基本的には閉じてるときしか見えないですし、本機を外に持ち歩く予定もないので、あまり天板が気にならないと思ってカーボン柄にしました。
実際に届いて見てみて、これも良いですが、個人的には、いままでのピーチスキンの方が好きだなと思いました。
とはいえ、そこまで「柄」という感じではなく、ビジネスで利用しても大丈夫そうなので、それでOKでした。安心しました。

キーボードの印象

ThinkPad X1 Extreme のキーボード

ThinkPadを選ぶ理由の一つでもあるキーボードですが、やはり「まとも」です。モデルごとに感触などが微妙に異なるので、「ThinkPad X1 Extreme 2019 ( Gen2 )」の印象を述べてみます。
まず、キートップとキーの周りの余白部分の肌触りは、「ThinkPad X1 Carbon」などと同じサラサラした感触のピーチスキンで、非常に肌触りが良いです。Macbookとはちがって、金属ではないので冬でも冷たくなく、肌触りが良いので、手をホームポジションに置いても不快になることがありません。

キー配列は、日本語配列を選びましたが、今まで利用していた「ThinkPad X1 Carbon」と全く同じだと思います。すこしキーピッチが広く余裕がある感じですが、そこまで大きくは変わりません。

違うと感じるのは、キーストロークの深さと、キーのクリック感です。「ThinkPad X1 Carbon」とは異なり、キーをストロークしたときに、吸い込まれるようなリニアな感触があります。一部の人にしか伝わりませんが、FILCOのマジェスタッチ茶軸のようなストロークしたあと、キー底まで吸い込まれるかのような感触が一瞬あり、やわらかめのカチっという小気味良い音が、はっきりとしたクリック感を伝えてくれます。かといってマジェスタッチ茶軸のような重さはなく、指は疲れません。

非常に良い感触でExtremeの名に恥じない出来のキーボードだと思います。非常に満足です。

それでも、それでもなお、アイソレーションタイプではないThinkPadキーボードのほうが感触も良かったですし、タイピング速度も速くできたなと思ってしまいます。ノスタルジーかもしれませんが。

なお、テンキーはないモデルですが、私はテンキーは不要派ですのでOKです。

15.6インチ 4K UHD ディスプレイの印象

そんなにハイクオリティな映像は見ませんが、NetflixやYoutube、PENTAX K-70で撮影した写真などを閲覧する程度ですが、非常に高精細でキレイです。

15インチサイズで、4K UHD(3840×2160)の解像度は、等倍スケールだと文字が小さくて厳しいので、スケール表示に対応したOSである必要があります。Windows 10は、デフォルトで対応していますので、問題ないですが、デスクトップLinuxを常用する私には結構深刻な問題です。

現在のバージョンのLinux Mintですと、HiDPI設定はあるのですが、1倍か2倍かしか選べません(次期バージョンで改善予定と聞いています。)。2倍ですと、フルHD相当(1920×1080)の広さになってしまいます。まぁ、最悪それでも「きれいなフルHD」として使うでも良いのですが、少し欲張って、1.5倍とかで画面を広くしたいという気持ちがあります。
そんなわけで、最新Ubuntuか、KDEなディストリビューションを選択しようと思っていて、最終的には、kubuntu 19.10を選択しました。そこらへんのOS選定とインストールなどについては、また別エントリの予定です。

CPU/グラフィックボードの印象

ゲームをやるわけでもないですし、今の所ディープラーニングさせるAI開発をするつもりもないので、とりあえずキビキビ動いて、IDEでの静的コード解析や、ビルドが早いなーくらいです。Ruby on RailsのBDDフレームワークであるRSpecは、まだシングルスレッドなので、あまり早くはならず残念です。Rails6のMinitestではパラレルテストに対応しているので、公式にRspecも対応してくれればよいなぁと思っています。非公式のGemを使えば行けるそうですが、まだ試していません。

排熱とファンの音が気になるかについて

CPUIDでの負荷テストの様子(終えた瞬間)

Core i7のHシリーズとGeForce GPUを搭載する本機は、排熱こそが最も重要な機構になります。
そのため、SSDも発熱がより低いと思われるものを増設しました(結果NVMeのものにしましたが、発熱を考えてSATAも検討したくらいです。)

OSとして、kubuntuを利用していますが、Linuxの各部の熱情報を取得できるlm_sensorsと連携するウィジェットをパネルに常駐させており、通常のアイドル時で30度〜40度台で安定しています。ブラウジングやテキストを書いていたりしても温度はあがりません。

IDEを立ち上げると、一気に50度位まで上がります。結構良い勢いて上がりますが、起動が終われば下がります。まだファンは回りません(いや、回ってるけど音がするほど回ってないのかな?)。
テストコード400くらいあるプロジェクトで、全部回してみると、やはり50度位まで上がりますが、特にファンが回っている感じではありません。GPUを利用していないので、GPUの温度は変わりません。

一部で「ファンが爆音」「jet engine like」等といわれていて気になっていました。とはいえ、それらの評は第1世代のX1 Extremeに対して言われているのがほとんどで、第2世代(2019年モデル)についてはあまりレビューを見かけませんでした。「Youtubeを再生するだけで爆音」みたいなことをいう人もいましたが、結果、この第2世代のX1 Extremeはどうかというと、色々動画ストリーミングサイトを試してもそもそもファンは回らなかったです。気候条件などもあると思いますが、布団の上においてブラウジングや動画再生などの作業しても、なかなかファンが回らず、仕方がないので全領域のウイルススキャンとか回してみてようやくファンが回りました。ファンの音については、確かにX1 Carbonと比べると、大きいというか風量が多い感がある音なのですが、その違いも注意して聞かないと気付かないレベルだと思います。少なくとも私には、ですが。IDEでのビルド時などでも、特にこれまでのX1 Carbonと比べて、あまり変化ない印象です。

CPUIDのストレステストを10分間行ってみたところ、90℃を超える瞬間くらいから、ファンが回り始め、70度台後半~80度台前半で落ち着きます。ファンは回り続けますが、そんなに気になる音質でも音量でもありません。普通に常用していけそうで安心しました。

まとめ

そんなわけで、「ThinkPad X1 Extreme 2019 ( Gen2 )」のファーストインプレッションでした。また、メモリとSSDの増設、kubuntuに関するエントリなどを上げていきたいと思います。

Thinkpad X1 Extreme 2019 ( Gen2 ) にSSDとメモリを増設してみました

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ThinkPad X1 Extremeの背面を開けたところ

先日届いた「Thinkpad X1 Extreme 2019 ( Gen2 )」は、メモリスロットとM.2スロットがそれぞれ2つずつ付いています。
注文時、メモリ16GBの1枚、SSD256GBの1枚で発注しており、届いてから、メモリとSSDの増設を行いました。それぞれ内容を記載いたします。

BIOS(UEFI)から内蔵バッテリをOFFに

「Thinkpad X1 Extreme 2019 ( Gen2 )」は、バッテリ内蔵で、通常、取り外しができません。
そのため、そのままマザーボードへアクセスするのは少し危険です。幸い、BIOS上から、内蔵バッテリをOFFにできますので、OFFにしてから作業します。
なお、当該内蔵バッテリOFF機能は、ACアダプタを指すことで自動で内蔵バッテリONになります。一度OFFにしたら、そのまま作業に入ります。

背面からアクセス

ThinkPad X1 Extremeの背面
メモリの増設も、SSDの増設も、「Thinkpad X1 Extreme 2019 ( Gen2 )」は、背面の蓋を外してスロットにアクセスします。

裏蓋は、普通にプラスドライバーで外します。ネジ自体は、蓋から外れないようになっています。
十分にネジを回してから、ハマっている裏蓋を外します。ネジの回し忘れがないことを確認してからでないと、壊れますので注意してください。

参考サイト: ThinkPad X1 Extreme (P1) のメモリ・SSD交換方法 | Konoe Studio

メモリ

ThinkPad X1 Extreme用のメモリ
メモリは、デフォルトで、サムスン製の16GBのものが刺さっていました。メモリのデュアルチャネル動作には、なるべく同じメモリを指すのが原則ですので、同じ型番のものを探しましたが見つかりませんでしたので、同じメーカー・同じ規格のメモリを選択しました。
ゴムカバーがかかっているメモリスロットに斜めに差し込んで、その後、マザーボードと並行になるよう倒してはめ込みます。

SSD

ThinkPad X1 ExtremeのSSD放熱シートを貼っているところ
ThinkPad X1 ExtremeのSSD放熱シートが貼れた感じ

SSDは、空いているスロットになにかはっついているものがありました。上記写真でいうところの下の方です。
すでについていたSSDを外してみると、マザーボードに直接貼り付けてありましたので、同じようにしてSSDをはめ込みます。(放熱シートのようですね。)

なお、両面実装のSSDは取り付け出来ません。また、ヒートシンク付きのものも取り付け出来ないかと思います。

動作確認

両方の取り付けが終わって、裏蓋をきちんとはめて、ネジ止めを行ったあと、ACアダプタを挿して起動します。BIOSで正常に認識されているかどうか確認してから、OSを起動します。

Windowsであれば、CPUIDにて、メモリがデュアルチャネル動作しているかどうか確認が可能で、無事デュアルチャネル動作していることを確認できました。

SSDも無事認識されており、当該領域を500GB×2にパーティション分けして、Linux領域とデータ保存領域としました。

参考リンク

Thinkpad X1 Extreme 2019 (gen2) に kubuntu19.10をインストールして初期設定しました

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KDEデスクトップ

Thinkpad X1 Extreme 2019 (gen2)を購入したのは、現在開発中のWebアプリを15.6インチの大画面で開発したいというのが主目的となっています。当該Webアプリは、サーバー側をRailsのAPIモード、クライアント側をvue.jsのSPA/PWAとして開発しています。

開発環境として、docker-composeを利用しており、所定のシェルスクリプト実行でよしなにしてくれるように実装しています。dockerとシェルスクリプト(sh or bash)さえまともに動けば、すぐにどこでもホストの環境を汚さずにローカル開発できるようになっています。
そのため、Linuxがもっとも都合がよく、今回もとりあえずLinuxを入れる予定でした。

問題として、今回購入した「Thinkpad X1 Extreme 2019 (gen2)」は、4K UHD解像度のディスプレイを搭載するよう発注したことで、15.6インチで4K解像度は流石に等倍では利用できず、HiDPI対応のOSであることが必須になります。最悪2倍で高精細なフルHDディスプレイとして、できれば、1.5倍くらいのスケールで、フルHDよりも広く使いたいと思っています。

いつも利用しているLinux Mintは、HiDPIに対応しているものの、現状は整数倍のみ対応しており、小数点スケールに対応していません。すなわち、2倍は可能ですが、1.5倍は不可能になります。次期バージョンで小数点スケールにも対応するとのことですが、現状は対応していません。

とはいえ、めんどくさいディストリビューションはイヤですので、なれていて、普通にハードウェアが動くであろう、Ubuntu、kubuntu、KDE neonから検討しました。

kubuntu 19.10 logoUbuntuは面白くないので却下で、KDEな後者2つで迷いましたが、結局無難にkubuntuにすることにしました。

事前準備

まずは、BIOSのセキュアブートを切り、次にWindowsの高速スタートアップを無効にします(さらに、セキュリティ的にはアレですが、bitlockerも切るとデュアルブート時にめんどくさくないです。)。
あとは、kubuntuの公式サイトから、ISOをダウンロードし、ブータブルUSBメモリ生成ソフト(UNetbootinなど。最近は、Windowsソフトなrufusをよく使っています。)で起動ディスクを作成。

まずはLTS版の18.04を入れてみる

Ubuntu系のインストール起動ディスクは、LiveCD(USBメモリから起動してインストールしないでそのまま利用できる)も兼ねているので、まずはそちらで起動します。
まずは、LTS版の18.04を起動してみましたが、肝心のWifiを認識してくれず、困りました。この時点で、現状Ubuntu18.04ベースのKDE neonは選びようがなかったです。ドライバを調べて入れてもいいのですが、めんどくさいので、今度は最新版のkubutu 19.10でLiveCD起動してみました。19.04は、当時もうすぐサポート期限切れでしたので選べませんでした。

すると、普通にWifi認識しましたので、これで行くことにしました。

kubuntu 19.10をインストール

kubuntu 19.10の特徴などは、他のサイトで素晴らしくまとまっています(参照:Kubuntu 19.10 その1 – Kubuntu 19.10の新機能と変更点・既知の問題 – kledgeb )ので、そちらをご参照ください。
「Thinkpad X1 Extreme 2019 (gen2)」について、関係があるのは、19.10からディスクイメージにNVIDIA GPUドライバーが同梱されるようになったという点です。

LiveCD起動している場合、「このPCにインストール」的なものがデスクトップにあるので、Wifi接続できることを確認してから、インストール。
増設した1TBのSSD領域を500GB×2に分けて、500GBの領域にインストールします。いつも大体256GBで十分なので、余裕だと思っています。あとの500GBは、WindowsとLinux共有できるデータ保存領域にしますが、多分あまり使いません。ソースはリモートレポジトリに保存しますし、長期保存が必要なものがもしあれば、自宅の3TBの容量余りまくってるNASにデータは保存します。

インストール自体は、基本的にインストール先のストレージ領域の選択(Windows領域のマウントとか、ディレクトリをパーティションで分けるとか、swapパーティションをつくるかとか)以外、迷うことはありません。Windowsのインストーラーよりも簡単なんじゃないか説あります(Windows 10は、いきなりコルタナが喋り始めたり、Micorosoftに個人情報提供する許可が何個もあったり、インストール先パーティションを選ぶところが分かりづらかったりします。あくまで個人的な意見ですが。)。

インストールの完了

ハードウェアの認識については、指紋認証センサー以外、TrackPoint、タッチパッドやWifi、Fnキーとの組み合わせによる音量調整や輝度調整なども問題ありません。まぁ、いつものUbuntu系のインストールな感じでした。

スリープからの復帰時にkwinが落ちたみたいな通知が来ますが、すぐに再度立ち上がるようで、今のところ認知できる実害はありません。通知がうざいだけの問題となります。アップデートでそのうち解消されると思いたい。

まずはプロビジョニングスクリプトの実行

まずは、いつも使っているプロビジョニング用のシェルスクリプトをKDEに合わせて修正し、実行します。これで必要なソフトウェアが大体全部入ります。

下記のような感じです。

#!/bin/bash
#====================================================================
# aptのアップデート
#====================================================================
yes | sudo apt-get update
yes | sudo apt-get upgrade

#====================================================================
# 『デスクトップ』『音楽』などの日本語フォルダー名を英語表記にする
#====================================================================
sudo apt install xdg-user-dirs-gtk-update
env LANGUAGE=C LC_MESSAGES=C xdg-user-dirs-gtk-update


#====================================================================
# ソフトウェアインストール
#====================================================================

# fonts
yes | sudo apt-get install fonts-vlgothic

# 様々なツール ======================================================
yes | sudo apt-get install yakuake # guake like terminal for kde
yes | sudo apt-get install chromium-browser
yes | sudo apt-get install chromium-browser-l10n
yes | sudo apt-get install git
yes | sudo apt-get install virtualbox
yes | sudo apt-get install filezilla
yes | sudo apt-get install vagrant
yes | sudo apt-get install clamtk
yes | sudo apt-get install gufw

# docker ===========================================================
# dockerの公式ページを見て、ちゃんとレポジトリをインストールしようとするディストリビューション・バージョンに合わせること

# vivaldi ===========================================================
wget http://repo.vivaldi.com/stable/linux_signing_key.pub
sudo apt-key add linux_signing_key.pub
echo deb http://repo.vivaldi.com/stable/deb/ stable main | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/vivaldi.list
yes | sudo apt-get update
yes | sudo apt install vivaldi-stable

# snapd ===================================================
yes | sudo apt-get install snapd

# phpstorm ================================================
sudo snap install phpstorm --classic
sudo ln -s /snap/bin/phpstorm /usr/local/bin/phpstorm

# rubymine ================================================
sudo snap install rubymine --classic
sudo ln -s /snap/bin/rubymine /usr/local/bin/rubymine

# iphone 有線USBテザリング =================================
yes | sudo apt-get install ipheth-utils
sudo modprobe ipheth
yes | sudo bash -c 'echo ipheth >> /etc/modules'


# vim 8 ======================================================
sudo add-apt-repository -y ppa:jonathonf/vim
yes | sudo apt update
yes | sudo apt install vim

# dein ======================================================
mkdir ~/.vim/
curl https://raw.githubusercontent.com/Shougo/dein.vim/master/bin/installer.sh > installer.sh
sh ./installer.sh ~/.vim

cp ./assets/_.vimrc ~/.vimrc
cp ./assets/colors ~/.vim/

# vscode ====================================================
curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg
yes | sudo install -o root -g root -m 644 microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/
yes | sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list'
yes | sudo apt-get update
yes | sudo apt-get install code


# docker user settngs =======================================
# dockerグループがなければ作る
sudo groupadd docker

# 現行ユーザをdockerグループに所属させる
sudo gpasswd -a $USER docker

# dockerデーモンを再起動する (CentOS7の場合)
sudo systemctl restart docker

# Windows との時刻のズレを解消 =================================
sudo timedatectl set-local-rtc 1

# powertop and tlp =============================================
yes | sudo apt-get install powertop
yes | sudo powertop --auto-tune

yes | sudo add-apt-repository ppa:linrunner/tlp
yes | sudo apt-get update
yes | sudo apt-get install tlp tlp-rdw

echo 'need restart for complete docker install'

行った初期設定

次に下記設定を行っていきます。

  • まず行う設定
    • ディスプレイのスケールの変更(1.5や、1.7などが選択できて便利)
      • 最終的に1.7にした。
    • フォントサイズを少し大きくする
    • mozc(デフォルトで普通に入っていました)
      • キー設定をATOKに変更
      • 辞書に自分の本名(普通に変換できない)ので登録
  • 底部のバー(Windowsでいうタスクバー。KDEではパネルというらしい)
    • サイズを大きくする(時計表示が大きくなって便利)。
    • ウィジェット(パネル上のアイテム一つ一つをウィジェットという)
      • ウィジェットのデジタル時計
        • 日付表示ONにする。
        • 表示をCustomにして、「 yyyy/M/d ddd 」を指定
      • タスクマネージャー
        • 右クリック→代替を表示で、アイコンだけを表示するタスクマネージャ(Windows 10っぽくなります)
      • システムトレイ
        • バッテリーと明るさを非表示(システムトレイではなく、別途ウィジェットを追加して表示を大きくします)
      • 以下を追加して好みに設定
        • バッテリーと明るさ
          • パーセンテージを表示
        • システム負荷ビューア
          • メモリ使用量とCPU使用率のみにする
          • メモリ使用量は色分けで見やすいようにする
        • ネットワークモニター
          • 表示がでかいのであとで消しました。
      • MozcをONにしたとき、「あ」「あ(しかく)」「スパナ」の3つもアイコンがシステムトレイに表示されてうざいので、それぞれ右クリック→Hideで「あ」だけ残す。
  • システムトレイ内のklipperを右クリック→クリップボードを設定
    • Open Klipper at mouse posiition
      • Ctrl + Shilft + v を設定
      • Winキー + Vを設定する人もいるようです。(ただ、ThinkPad X1 Extremeには右側のWinキーが無いので、この設定だと、使い勝手が悪いと思っています。)
      • Windowsのcliborなどのように、Ctrlを2回で起動とかの設定はできないです。
  • KDEシステム設定
    • デスクトップの挙動
      • スクリーンエッジ
        • macみたいに、mission control的な機能とデスクトップを表示機能を設定
      • 仮想デスクトップ
        • 4つにふやす
    • ショートカット
      • グローバルショートカット
        • KWin
          • 1つ右のデスクトップに切り替え
            • Meta + Tab
          • 1つ左のデスクトップに切り替え
            • Meta + shift + Tab
        • コマンドを実行
          • コマンドを実行(=krunnerの起動)
            • Alt + F2 から Insert のみに切り替え
    • 入力デバイス
      • キーボード
        • ハードウェア
          • 遅延
            • 180 ms
          • 速度
            • 35 repeat
        • 詳細
          • キーボードオプションを表示
            • aの左のCapsLockをCtrlにする
      • マウス
        • Accelaration profile
          • flat に変更
      • リムーバブルストレージ
        • Removable Devices
          • 自動マウントを有効にする
  • konsole
    • 現在のプロファイルの設定の編集
      • 背景の透明度を20%にする
  • clamTk
    • 動作しているか確認
    • アップデートが自動になっていることを確認
    • とりあえず、homeフォルダをスキャン
  • firefox
    • 日本語表示に変更(設定→languageで検索)
    • アカウントsyncさせる
  • firewall
    • gufwを起動してenableする

といった感じです。

初期設定は必要なソフトウェアのインストール含め、半日かからずにすべて終わります。

まとめ

そんな感じで、kubuntuで使い始めることが出来ました。KDE Plasmaは非常に美しく、また快適です。

PC自作のほぼ初心者ながら、Ryzen7 3700X + Radeon RX5700の組み合わせで、自作PCを組み立てしてみました

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今回作成した自作PCの横蓋を開けたところ

PCの自作については、ほぼ初心者ながら、Ryzen7 3700X + Radeon RX5700の組み合わせで、自作PCを組み立てしてみましたので、そのまとめをエントリー。
(上記画像は、撮影用に横蓋を撮って撮影しています。)

 

きっかけ

思えば、15年前くらいに、イマイチ覚えていないですが、AMD製の「Duron」(AthronかSempronだったかも)ベースのベアボーンキットをベースにして、自作PCを組んだことがあります。ファンが爆音だったのを覚えています。そんなこともあって、PCの自作はもともと好きなのですが、数年前検討したときには、「BTOの方が安いやないか」と思ったことがあって、仕事する上ではノートPCで十分だし、爆音PCは嫌いだし、ゲームはコンソールで十分だしと自作する理由が何もなかったです。

そんな感じで、ここ15年くらいは、自作PCを組んでみようかなと思ったことはあるのですが、結局すぐに忘れて組むことはありませんでした。

吉田製作所 – YouTube

YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

しかし、2020年1月のいつごろかに、偶然Youtubeで「吉田製作所」チャンネルの動画を初めて見て(以後、おもしろくて良く見てます。)、自作PC楽しそうだなとまた思いました。5万円くらいでゲーミングPC組めるみたいな動画になっていて、「あ、Ryzenだとそんなに安く組めるのか」と気づきました。そこで、簡単にいろいろ調べているうちに、ここ数年のRyzenによるAMDの躍進と、第三世代Ryzen+B450マザーボードによるコストパフォーマンスの高さなどがわかり、ちょっとやってみたいなと思うようになってきました。

ひさしぶりにハードウェア系の知識もアップデートしたいなと思い、自作PCを組むにしても組まないにしてもRyzenをベースに組むとしたらという考えで、知識をつけていこうと思い立ちました。

 

構成を決める

コストパフォーマンス的に、一番良さそうだったのが、Ryzen5 3600でした。これで既にうちにあるどのCPUよりも速いです。

今うちにある中で一番速いマシンは、この前購入したばかりのThinkpad X1 Extremeで、こちらに搭載されている「Core i7 9750H」ですが、Ryzen5 3600はそれを上回るようです。

UserBenchmark: AMD Ryzen 5 3600 vs Intel Core i7-9750H

Based on 229,634 user benchmarks for the AMD Ryzen 5 3600 and the Intel Core i7-9750H, we rank them both on effective speed and value for money against the best 1,206 CPUs.

Thinkpad X1 Extremeは、ノートPCですが、「究極の性能とモビリティ」とかいってたので、「あれ?」って感じでした。まぁ、ノートPCとデスクトップPCを比べちゃ行けないですし、第三世代Ryzenのコストパフォーマンスがすごくいいということですが、少しだけ「あれ?」って思いました。

しかし、あともう1段階グレードアップして、Ryzen7 3700Xにすれば、インテルのCore i9 9900K相当の性能というのを知ってしまい、「これは逆にRyzen5で組むのはもったいないのではないか」「せっかく組むんだし」と頭が少しおかしくなってきました。Ryzen7 3700Xは、数ヵ月前はもう少し安かったみたいですが、最近少し高くなってきた(それだけ売れてる)と聞いてましたし、コストパフォーマンス的には、ダントツでRyzen5 3600だし、Ryzen5 3600でそもそも十分すぎる性能だしと、どちらにするか迷っていました。

Ryzen 7 3700Xをレビュー:i7どころか格上のi9すら追い込む | ちもろぐ

Core i9 9900Kと同じスペックを持つ第3世代Ryzenのメインストリーム向けモデル「Ryzen 7 3700X」。スペック的には向かう所敵なしに見えるが、実際のところはどうなのか?実際にRyzen 7 3700Xを、ライバルのCore i7 9700Kと性能を比較しながらレビューする。

迷う時間は楽しいので、うだうだ迷っていたのですが、AMDがRADEON搭載グラボ購入でゲームプレゼントキャンペーンを始めたニュースが入ってきて、RX5700かRX5700XT搭載グラボ購入で、「モンスターハンター」と「バイオハザードRE:3」をプレゼントと言われてしまいました。「実質で考えると安い」「Linux対応を考えるとRADEONがいい」「CPUもAMDだし揃えようかな」「この際PCゲームやろうかな」というような気持ちが出てきて、やはり少し頭がおかしくなってきました。

ゲームやるならRyzen5よりRyzen7だな、ロマンだ、というように心が決まりました。
発熱や消費電力、4Kディスプレイは持ってないし、フルHDで十分だろうというあたりから、Ryzen9やRyzen7 3800Xまでは不要で、Ryzen7 3700XとRADEON RX5700(XTではない)の構成に決めました。

 

ケースは、静音重視で

ケースはなんでもよかったのですが、光る必要はなく、内部が見える必要もなく、ちゃんと排熱してくれれば良いです。追加でメンテナンス性が良く、静音性に優れていればなお良いです。

ただ、私にはメンテナンス性が良いかどうか見分けるポイントが分かりませんでしたし、それなりの値段のものを買えば、また小さいものを選ばなければ、メンテナンス性も排熱も大丈夫だろうという雑な考えのもと、それなら静音性で選ぶかと思いたちました。

そんなわけで、サイコムさんのSilent Master NEOで採用されているATXケースで、クーラーマスターの「Silencio S600」にしました。

電源は良し悪しがいまいち分からなかったですが、同じくサイコムさんのSilent Master NEOで採用されているものにしました。ケースと同じメーカーであるクーラーマスター製の650Wで80GOLDのものです。
今思えば、650Wだと少し心もとないので、もう少し大きい電源にすればよかったなと思っています。

 

マザーボードはあまり迷わず「B450 steel legend」に

実際に届いたAsrock「B450 Steel Legend」の箱

定番中の定番といえる選択肢のようですが、安価で、安定していて、動作実績があって、ネット上でも大量に情報がある「Asrock B450 steel legend」にしました。第三世代Ryzenである3000シリーズに対応したBIOS(UEFI)になってないとRyzen7 3700X動かないですが、最近では大体3000シリーズレディーな状態で販売されているという情報を信用することにしました。(ダメだったら、古いCPU買う覚悟でした。)

 

メモリとSSDは個人的に信頼してるメーカーに

メモリはCrucial、SSDはウエスタンデジタルのものにしました。いずれもノートPC用にそれぞれメモリとSSDを購入したことがあって問題なかったので、気持ち的に安心するためです。

上記マザーボードは、メモリスロットは、4つありますし、SATAスロットも6つある(M.2がさらに2つ)ので、足りなきゃ増設すればいいということで、とりあえずメモリは16GB、ストレージは、500GBとしました。

その他

静音のため、CPUファンとケースファン(ケース前後)をNoctuaのものを購入しました。

 

組んだ構成まとめ

もうここまで検討して組まないという選択肢は無いなと思い立ち、下記構成で、実際に組むことにしました。

ケース以外はすべてAmazon(マーケットプレイス含む)で購入。ケースは、Amazonで在庫がなく、在庫があって安かったsofmapで購入しました。

価格は、すべて購入時(2020/2/6)の価格になります。

構成部 メーカー 製品名 概要 価格(購入時)
CPU AMD Ryzen 7 3700X with Wraith Prism cooler
3.6GHz 8コア / 16スレッド
TDP 65W
¥ 44,218
CPUクーラー Noctua NH-U12S 静音型CPUクーラー ¥ 10,592
マザーボード ASRock B450 Steel Legend AM4ソケット
B450 チップセット搭載
ATX
※たぶん大丈夫だけど、Ryzen 3000シリーズレディーかどうかは賭け
¥ 11,964
メモリ Crucial (Micron製) W4U3200CM-8G デスクトップPC用メモリ
PC4-25600(DDR4-3200)
8GBx2枚 CL22 288pin
CFD販売
¥ 9,280
ストレージ Western Digital WDWDS500G2B0A WD Blue 3D 500GB
内蔵SSD 2.5インチ
SATA3.0
¥ 8,020
グラフィックボード MSI Radeon RX 5700 MECH OC VD7055 AMDゲームプレゼントキャンペーン対象商品 ¥ 42,457
電源 Cooler Master V650 GOLD PS831 MPY-6501-AFAAGV-JP 650W PC電源ユニット
80PLUS
¥ 13,298
ケース Cooler Master Silencio S600 CS7616 MCS-S600-KN5N-S00 静音型 ミドルタワー PCケース
側面スチールタイプ(強化ガラスタイプではなく、中身が透けて見えないタイプ)
¥ 8,842
追加ケースファン1(フロント) Noctua NF-A14-FLX 140mm Premium Quiet Quality Case Cooling Fan ¥ 2,811
追加ケースファン2(リア) Noctua NF-S12A FLX 120mm, 3 Speed Setting Anti-Stall Knobs Design SSO2 Bearing Case Cooling Fan ¥ 2,150
ディスクドライブ Pioneer BDR-212BK M-DISK対応
BD-R 16倍速書込
S-ATA接続
ブラックトレー仕様
ソフト無
バルク品
¥ 8,330

結果として合計 161, 962 円になりました。(OSなしの価格です。)

CPUクーラーや、ケースファンは、CPUとケースに付属のものでも動きますし、グラフィックボードも安いやつ、たとえば、MSI NVIDIA GeForce GT710搭載 GDDR3 1GB グラフィックスボード VD5932 GT710 1GD3H LP)が、購入日だと3,244円でしたので、ケースファンなし、グラボ最低の最小構成だと、98,866円でいけます。ゲームやるなら、GT710だときついのかもしれませんが、とりあえずRyzen 3700Xなマシンでそれなりに静音なやつを組む(ケースの静音効果だけですが)なら、10万を切れるということですね。

 

構成のパクリ元

上記を見て気づく方もいると思うのですが、上記構成は、サイコムさんのSilent Master NEOの構成のほぼパクリです。静音PCがほしかったのと、組み合わせに間違いがあると嫌なので、サイコムさんのサイトで組み合わせが可能か確かめさせていただいていました。結果として、サイコムさんの「Silent Master NEO」で構成可能なPCになっています。

 

OSについて

Windows 10 Home 64bitを購入しています。Amazon公式でダウンロードコードのものを購入しました。DSPではなく、通常のもので、Amazon販売のものです。
思えば、Windowsの通常版を購入したのは初めてですね。。。Windows 98はアップデート版のパッケージを買いましたし、DSP版のXPは何個か購入した覚えがありますが、通常版を購入したのは初めてです。

 

届いたものについて

ケース以外の構成部品全部

とどいたものは、ケース以外は、上記写真で全部です。

Asrock B450 steel legend 無事Ryzen第3世代レディーでした

マザーボードは、無事Ryzen 第3世代に対応しているBIOSのバージョンでした。一安心でした。

Ryzen7 3700Xをマザーボードに取り付けた様子

Ryzen7 3700Xをマザーボードに取り付けた様子です。ピンが曲がると終わりと聞いていたので、無事取り付けられて安心しました。

 

組み立て作業について

自作PCの組み立てについては、Youtubeでそれ系の動画を見たり、PC自作の鉄則! 2020 (日経BPパソコンベストムック) | 日経PC21 |本 | 通販 | Amazon などの書籍を読んだりして、知識的には下準備が出来ていました。

あとは、マザーボードに丁寧な日本語マニュアルも入っており、ケースにはイラストベースのマニュアルがあり、それらを参照しながら進めていくことで、だいたい迷いなく進めていくことが出来ました。
ややわかりづらいこともありましたが、とりあえず全くわからず止まってしまうことはありませんでした。

一点、Noctuaのケースファン(前面、背面)の取り付けだけ、防振ゴムではめ込むかたちになっていますが、これが全く入らず、指先が痛くなってしまいました。ピンセットでやっても全くはまらず、イライラしました。結果、防振効果は無視して、結束バンドで止めました。風向きや電源ピンまでの距離など確認してからになります。

ケースが思ったよりもでかくてびっくりしたのですが、これでもコンパクトらしいです。確かに電源周りは少し窮屈な印象でした。

Noctuaのファンのせいで疲労困憊でしたが、電源を入れてみたら普通に起動し、UEFI上でも普通にすべてのハードウェアを認識していました。電源LEDなどの動作も問題なさそうです。安心しました。

あとは、普通にWindows 10をインストールして終わりました。

完成した感じ

自作PC完成して設置した図
上記のような感じで設置しています。(ごちゃごちゃしているので周りはぼやかしています。)
一番上の写真(本エントリーのアイキャッチ画像)は、横の蓋をわざわざ外して光っているところを見せていますが、本来は横蓋を締めてるので、全然光っているのはわからないです。

パフォーマンスと静音性

CINEBENCH R20の結果

自作PCを組んだらベンチマークする、これは法則のようなものです。
せっかくですので、少しベンチマークを回して見て、下記のような結果でした。

CINEBENCH R20(上記スクリーンショットの履歴部分)
multi : 4874
single : 509

3D Mark Tme Spy(スクリーンショット取るの忘れました)
8467

十分過ぎるって感じです。
グリスの取り付けとか、排熱とかとりあえずは大丈夫そうで安心しました。
実際の利用でも、キビキビ動いてくれます。GBクラスのzipファイルの解凍も早かったです。

メモリは定格でDDR4-3200動作ですが、普通に3200動作してくれています。Ryzenは、Fabricの構造上メモリの周波数によってパフォーマンスが変わるとのこと(よくわかってない)ですが、3200であれば良いとことだったので一安心しました。

CPUはWindowsのタスクマネージャーによると、普通に4.0GHzを超えてブーストしてくれています。なお、各種オーバークロックはするつもりがありません。

 

静音性について

驚いたのは静音性で、動作確認のために左右のカバー空けて起動した状態ですら、静かです。noctuaのファンは伊達じゃないですね。また、Silencio S600の効果も、ちゃんと蓋を閉めると、起動してるかしてないか分からず、マザーボードの光がケースから漏れててやっと起動してると分かるみたいなイメージです。静音性は想像以上ですね。noctuaは、苦労してつけた甲斐があった感じです。

FF14ベンチの結果
割と重い処理を時間をかけてやって見ましたが、まったく変わらないですね。FF14ベンチを回しても特段音は聞こえないです。(結果は、フルHDで「非常に快適」でした。)

CPU-Zの負荷テスト10分くらいかけたところ
また、CPU-Zの負荷テスト機能を10分かけても、大体70℃いくかいかないかくらいで、十分冷えていそうです(上記画像参照)。静かでよく冷えているということで安心しました。

 

まとめ

そんなわけで、無事組み終わって、普通に使っています。
AMDのキャンペーンで、モンスターハンターワールドが手に入ったので、steamを初めて、PCゲームを始めようかと思っています。
PS4互換コントローラーも買いました。
その他、このスペックの高さを活かして、ノートPCだとちょっと重い作業などを行おうと思っています。

自作PCの組み立てとかセットアップは、すごく楽しかったです。久々にワクワクしました。他にも組み立てしたくなってきました。
Deskmini A300 + Ryzen 3400Gとかで小型のPCを組んで、Ubuntuを入れて、プリントサーバー、OpenSTF(Androidスマホのリモートテストツール)サーバーとかにしようかな…とか考えてしまっています。。。


Mini-ITXでサーバー用の自作PCを組んでみた

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METIS PLUSなケースで組んだサーバーPC

先日、超久しぶりにRyzen 3700XをCPUに据えた自作PCを組んでみました。現状、モンスターハンターワールド用のマシンになっていますが、Windows 10のWSL2が正式リリースになってからは、開発マシンになる予定です。(このままゲームマシンになりそうな予感もしています。Steamのセールがたびたび襲ってきて積みゲーが増えています。)

自作PC楽しいと気づいてしまった

上記マシンを組んでから、もう1台組み立てたい欲が抑えられなくなりました。もともと、用途として、プリントサーバーとOpenSTFサーバーとJenkinsサーバーとしてサーバーが1台欲しかったものの、Ryzen7 3700Xではもったいないですし、安い構成でもう1台組もうかなと思っていました。

一番最初に考えたのは、AsrockのベアボーンキットであるDeskMinIシリーズを用いた小型PCです。オプションパーツなど揃えても7万円に届かないくらいで、組み立てられそうでしたが、あまりにも拡張性がなく、組み立ても非常に簡単そうで、もう少し歯応えがほしいなと思ったり、AmazonでWi-Fiオプションパーツが在庫がなくてかなり先の納期が提示されたため、一旦落ち着いて考えることにしました。

小さいPCで、とりあえず安く組んで、でもいざというときの拡張性が欲しい、そして1度組んだときに、Mini-ITX規格と、Intel製CPUと、虎鉄というCPUクーラーが気になっていたので、小さく拡張性がそれなりにあってひとまず安いIntel Coreシリーズ採用のマシンにしようと思い立ち、色々と構成を考えていきました。
知識が前回組んだAMD製CPUを中心としたものに片寄っていたので、ちょうどよかったなと思いつつ、色々な構成を検討するのを楽しめました。

Mini-ITX規格のマザーボード高いなとか、ケースは一杯あるけど、ATX電源が静音性と拡張性的に良いなとか、虎徹入らなくね?とか、今回はとりあえずグラボ要らないけど、グラボもサイズ厳しいなとか、色々と悩むのが楽しかったです。

中でも、以下のYoutubeで紹介されていた真っ白なパーツで組まれた小さい白いPCという構成にはすごい惹かれましたが、白縛りでパーツの選択肢が狭められてしまうのが微妙で諦めました。

さまざま悩んだ結果、下記のような構成で組むことにしました。

構成部 メーカー 製品名 概要 価格(購入時)
ケース RAIJINTEK METIS PLUS Mini-ITX用ケース。PLUSがついているのは吸気用窓が追加されたもの。 ¥ 5,533
マザーボード ASUS ROG STRIX H370-I GAMING 王道のASUSのマザーボードを試してみたくて。 ¥ 16,135
CPU Intel Core i3-8100 低消費電力と4コアのそれなりのパフォーマンスに期待 ¥ 15,256
CPUクーラー サイズ(scythe) 虎徹 Mark II Noctuaよりも安くCore i3を冷やすには十分だろうと期待しているクーラー ¥ 4,106
メモリ Crucial W4U2666CM-8G デスクトップPC用メモリ PC4-21300(DDR4-2666) 8GB×2枚 288pin ¥ 7,859
ストレージ (SSD) Westan Degital WD Blue SN550 500GB M.2-2280 NVMe PCIe接続 ¥ 8,565
電源 玄人志向 KRPW-BK550W/85+ 80PLUS Bronze 550W ATX電源 ¥ 6,036

合計で、 ¥ 63,490 ですが、 763円割引され、¥ 62,727 でした(どの商品が割引されていたかは忘れました)。

なお、グラフィックボード、追加ケースファン、OSは購入していません。

SSDは、M.2のものにして、マザーボードと一体化させ、組み立て時にケーブルの取り回しなどは気にしなくていいようにしました。

メモリは、H370チップセットがメモリ2666MHzまで対応なので、それに合わせてやはり買いなれていて安心のCrucial製を購入しました。

電源は、kakaku.comのランキングで1位だったのでこれにしました。

 

パーツ全部

ケースも含めたパーツは以下で全部です。

サーバーPC用パーツ全部
 

CPUの箱など比較

Ryzen7 3700Xと比べて、インテル Core i3-8100 の箱は小さいです。(付属のCPUファンのサイズが違うため。)

Ryzen7 3700XとCore i3-8100の箱比較

CPUの外観は以下のような感じです。

Core i3-8100の外観
 

マザーボードはASUSのMini-ITXのものにしました

サーバーPC:マザーボードは「ROG STRIX H370-I GAMING」

マザーボード自体の外観は、以下のような感じです。
マザーボード「ROG STRIX H370-I GAMING」の外観

 

組み立ては歯応えがあった(まあまあ苦労しました)

サーバーPCの中身:小さいと余裕が無い様子

この前組んだケースは、ATX規格対応の静音ケースで、普通に大きかったですし、裏スペースなどもあって配線もしやすかったですが、今回のケースはMini-ITX用。裏スペースや電源スペースなども無いですし、配線のための仕切りなどもありません。
スペース自体がギリギリで、ケースの側面板などはとりあえず全部外してから組み立てる必要がありました。
ATX電源ではなく、STX電源であれば、余裕があったと思いますし、また、CPUクーラーも虎徹ではなく、白虎にしておけば、また違う余裕もあった気がします。とはいえ、もう購入して揃えてしまったので、仕方が無いとあきらめて、なんとか収めます。

なんとか全部入って安心しましたが、ケーブル類をしまう場所がなく、ファンに干渉しないようにもしないといけませんでした。

空気の流れについて

背面のケース付属ファンは外して、上部のメッシュ窓からの吸気にし、CPUクーラーのファンがケース排気口に向いていて距離も近いので、そのまま排気口に向けて排気ファンを兼ねてもらうようにしました。
とはいえ、Core i3-8100で、グラボもありませんので、発熱はそこまで気にしなくても良かったかもしれません。
そんなわけで、上部の吸気窓から、吸気し、裏面の排気口からCPUクーラーファンで廃棄するという形になっています。

OSは、とりあえずkubuntu 18.04

kubuntu KDE Desktop Plasmaスクリーンショット後述していますが、サーバー用途として利用するためとりあえずkubuntuのLTS版を入れました。
KDE、美しく軽く快適です。
Windowsと違って困るのは、ベンチマークアプリでWindowsと共通で無料で使えるものがなく、比較が出来ないことです。一応、Unixbenchとかstressコマンドとかあるので、負荷かけたりベンチマークとれたりするのですが、CUIで見辛いし、比較もしづらいしあまり意味ないなという感じがしています。

プリントサーバー

プリントサーバーにするには、とりあえずDHCPでのIPアドレス取得を手動で固定にし、プリンタドライバをインストールし、あとは、「プリンタを共有する」にチェックを入れます。
あとは、CUPSの設定で外部接続を許可し、LAN内の各クライアントからCUPS経由で接続するだけです。

OpenSTFサーバー

OpenSTFというオープンソースのスマホリモート管理サーバーアプリケーションがあります。
USBで繋いだandroidスマートフォン(iOSは非対応)をブラウザ経由でリモート操作したり、Appiumと連携させてE2Eテストを実行できたりします。
こちらは普通にやるといろいろインストールがややめんどいのですが、docker-composeを使えれば、コマンドライン一発で行けました。

ブラウザ経由でグリグリ動かせるのは非常に面白いです。

version: '2'
services:
  db:
    image: rethinkdb
    command: rethinkdb --bind all
    ports:
      - 8082:8080
    volumes:
      - db_data:/data
  stf:
    image: openstf/stf
    ports:
      - 7100:7100
      - 7110:7110
      - 7400-7700:7400-7700
    links:
      - db
    environment:
      - RETHINKDB_PORT_28015_TCP=tcp://db:28015
      - RETHINKDB_ENV_DATABASE=stf
    command: stf local --allow-remote --public-ip 192.168.11.64 --adb-host adbd
  adbd:
    image: sorccu/adb
    ports:
      - 5037:5037
    volumes:
      - /dev/bus/usb:/dev/bus/usb
    privileged: true
volumes:
  db_data:

もちろんSSHでも繋げる

IPアドレスを固定したら、openssh-serverをインストールするだけで、当該IPアドレスに対してSSHログインできます。
とりあえず特段設定もせず、公開キー方式にもしてません。

リモートデスクトップサーバー

xrdpsなるサービスアプリケーションがあり、Linuxもリモートデスクトップサーバーに出来るようです。(Windows 10だとPro版の機能)
色々と設定が必要ですが、無事に使えると便利です。macOS用にもMicrosoftからリモートデスクトップ(クライアント)アプリが出てます(AppStoreからインストール可)し、WindowsとmacOSからKDEなデスクトップにリモートデスクトップ出来る感じです。

ケースファンが少し音がするので変えたい

ケースファンは少し音がしますので、我慢できないほどでもないのですが、どうせなら「ほぼ無音」のサーバーにしたいなと思ったりしています。
変えるとしたら、一度購入して利用している右記のNoctuaのケースファンになるかと思います。

【追記】
上記Noctuaのケースファン買って、取り付けました。やはり静かでNoctuaファンは最高ですね。
また、取り付けが大変かなと思ったのですが、普通にネジで止めることができました。普通にとめれるじゃん!って思っちゃいました。
これにて、本サーバーはほぼ無音で、起動しているかわからないので、マザーボードと電源ボタンが光ってるかどうかで判断しています。

以下、内部から見た感じ
取り付けたNoctuaファンはこんな感じ

以下、外側から見た感じ
取り付けたNoctuaファンは外側から見るとこんな感じ

Folding@homeを常時稼働しても安定している

よく見ているYoutubeチャンネルの「吉田製作所」さんで、新型コロナなどの疫病研究用にコンピューターリソースを貸し出すためのソフトウェア「Folding@home」をみんなでやろう的な動画があがり、楽しそうだったので、稼働させています。
すでに1週間以上稼働させていますが、全く中断することなく、4コア中3コアが交互に100%使用率を繰り返している感じです。

上述のとおり、Noctuaのケースファンに変えてほとんど音がしないサーバーになっているのですが、上記のような仕様でもほとんど音がしないです。

folding@homeを動かしている様子

folding@homeを動かしているときのCPU稼働

 

これから先

ちゃんと設定してないところを設定し、現在開発中のウェブアプリのデプロイ用にJenkins動かすとか、cron+seleniumで定期的にローカルのWifiルータを再起動させるようにするとか、色々したいことあるので、活用していきたいと思います。

自作PCがどうにも不安定なのでB550チップセットのASUSマザーボード「TUF GAMING B550-PLUS」に交換しました

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ASUS「TUF GAMING B550-PLUS」

今年の2月に、AMD Ryzen7 3700X + B450チップセット搭載の Asrock「B450 steel legend」にて、自作PCを組みました。

上記記事には追記したのですが、メモリが定格の3200MHzだと不安定で、PCパーツショップのtweetによると、B450チップセットでは、2666MHzまでしか想定されていないという話で、メモリの周波数を2666MHzにしたら安定するようになったということがありました。

もともとPCのメイン用途としての開発は、ノートPCのThinkpad X1 Extremeや、Macbook Proで行うことが多く、そこまで利用機会が多くないのですが、ここのところ、リモートワークの日数が増え、リモートワークは自分の開発とはPCを分けて、自作PCを利用する機会が多くなっているのですが、1日1回はブルースクリーンになるくらいの安定性で、「う〜む…」という感じがしていました。(以前に、メモリを定格3200MHzで動かしていたときは、1時間に1回は落ちてましたので、それよりはだいぶマシなのですが。)

そもそもAMDのRyzenはその構造上、メモリの速度によって速度が変わることもあり、メモリの周波数を挙げられないのはRyzenのパフォーマンスを最大に活かせないのも少し気になっていました。(それでもスペック上は、十分速いですが。。)

また「自作したい熱」も、再燃していて、でもこれ以上PCを組んでも用途が無いし…ということで、この際だから自作PCのマザーボードを最新チップセットのものに交換するということで安定性を手に入れるのと同時に、「自作したい熱」を冷まそうと思いたちました。

きっかけは、Amazonセール

amazonが毎月末にセールしていますが、今回のセールでは、キオクシア(KIOXIA)(旧東芝メモリ)のNVME(PCIe)のSSDが20%くらい安くなっていました。
もともと私のRyzen搭載PCは、十分速いという理由で、SATAの512GBのSSDにしていて、それで実際何の不満も無いのですが、steamで積みゲーが増えれば増えるほど容量が心配になってきていて、SSDの増設を考えていました。さらに、国産のキオクシアがウェスタンデジタルやサムスン、Crucialなどの他のメーカーと遜色ない速度と値段でSSD出してきたということで試してみたいという気持ちもあって、ずっとウィッシュリストに入っていたのですが、セールということで購入しようと思い立ちました。

KIOXIA「SSD-CK500N3P/N」

SSDだけ購入しても、システムドライブを入れ替えるのはめんどいので、単に増設するだけで、どうせシステムドライブは、SATAのままになりますし、上述のように不安定だなと思っていましたので、どうせなら、マザーボードも変えて、キオクシアのSSDをメインのドライブにして、Windowsも再インストールしなおすか、という気持ちが出てきて、我慢できずにマザーボードもセットで購入してしまいました。

いやぁ、amazonのセールは覗いちゃだめですね。。。

ついでにCPUグリスも試してみたかった「MX-4」を購入

CPUグリス「MX-4」

マザーボードを交換するということは、CPUクーラーもCPUも一旦外すので、CPUグリスも塗り直しになります。現状は、NoctuaのCPUクーラーに付いてきた付属のグリスを塗ってあり、それで正直めちゃめちゃ冷えてました(最近は使いながらずっとCPU温度見てましたが、部屋の冷房入れれば50℃前後、入れなくても60℃前後で落ち着いてました。)

まぁ、吉田製作所さんの動画を見ていると、正直グリスは一定以上のものになれば差は無いに等しいようですので、何でもいいんですが、吉田製作所さん勝手推奨グリスの「MX-4」をこの際なので試してみることにしました。

なぜASUS(エイスース)のマザーボードか

もう一つインテルCPUで組んだサーバー用自作PCにASUSのマザーボードを利用しています。これがすこぶる安定していて、もう4ヶ月連続稼働しています。Linuxが安定しているだけなのか、インテルCPUプラットフォームだからなのか、その他相性なのかわかりませんが、ほんとに安定していて、全然違うなという印象です。

その他さまざまな情報にあたりましたが、やはり安定性という意味でASUSのマザーボードには安心感があります。また、現在利用しているAsrockのSteel Legendは、B450チップセットが搭載されていますが、本来B450チップセットは第2世代Ryzen用のチップセットで、BIOSのアップデートで第3世代にも対応する形で動いています。しかし、B550チップセットはそもそも第3世代Ryzenに向けて提供されており、その点でも安心感があります。

そこで、ASUSのB550チップセット搭載マザーボードで、フォームファクターは、ATXで、なるべく安いものということで、「TUF GAMING B550-PLUS」を選ぶことにしました。

いざ、マザーボードの交換を

マザーボードと、CPUグリス(MX-4)と、KIOXIAのSSDが届いたので、マザーボードの交換にとりかかりました。これで実際安定するかはわかりませんが、安定してくれたらいいなぁというのと、まぁ交換作業を楽しめればいいなという思いで始めました。

手順としては、下記で行う予定でした。

  1. マザーボードに接続されている各種ケーブルを抜く(CPUファン、ケースファン、電源、SATA、ケーススイッチ系、USB、Audioなど)
  2. グラフィックボードを抜く
  3. CPUクーラーを外す(グリスを拭き取る)
  4. CPUを外す(グリスを拭き取る)
  5. マザーボードを外す
  6. マザーボードから、CPUクーラー固定用の金具を外す
  7. 新マザーにCPUクーラー固定用の金具を取り付ける
  8. 新マザーにCPUをつける
  9. 新マザーボードをケースに取り付ける
  10. 新マザーに旧マザーからメモリを持ってきてつける
  11. 新マザーに新SSDをつける
  12. 新マザーに各種ケーブルを接続する
  13. 新マザーのCPUにグリスを塗り、CPUクーラーをつける
  14. 新マザーにグラフィックボードをつけて補助電源を挿す

実際にやってみると、だいたい上記手順で完了したのですが、CPUクーラーを外したとき、CPUとCPUクーラーが強力にくっついていたようで、CPUクーラーを取り外したら一緒にCPUも抜けてしまいました(いわゆる「すっぽん」ですね)。

これにはめちゃくちゃ焦りました。CPUの留具は締められたまま外れたわけなので、CPUが壊れていないか超心配になりました。見る限りは、ピン折れやピン抜けなどはなかったのですが、実際に交換が終わってBIOS起動するまで不安でいっぱい状態でした。

結果としてはCPUは壊れておらず、全パーツ無事に移行できました。
あんな小さいパーツが数万円するとかほんとおそろしいですね。。

すっぽん後にCPUクーラーからなんとか外したのですが(縦方向だと外れないのですが、横方向にずらすとぬるりと外れました。

▼付けなおしたRyzen7 3700X
付けなおしたRyzen7 3700X

▼KIOXIAのSSDを付けた様子
KIOXIAのSSDを装着した様子

CPUグリス「MX-4」は塗りやすく、よく冷える

CPUグリスは、Youtubeチャンネル「吉田製作所」の勝手推奨グリスである「MX-4」を利用しました。熱伝導性能が高いわりに安く塗りやすいということでしたが、確かに塗りやすく、また交換したあとのCPUの熱具合も交換前とほぼ同等でよく冷えています。

パフォーマンスは変わらないが、すっごい安定してる

上述のとおり、B550チップセットは、第3世代Ryzen(Zen2)および第4世代Ryzen(Zen3)用に設計されており、B450は第2世代Ryzen(Zen+)までのRyzen用に設計されています。そのため、B550のほうが、Ryzen7 3700Xの性能を引き出せるのではないかと思っていました。

しかし、実際にCINEBENCH R20で比較してみると、パフォーマンスはほぼ変わらず、なんなら少し落ちました。
下記比較表のとおりです。(CINEBENCH R20のバージョンは計測同時のもので再計測はしていません。結果はいずれもマルチコアのものです。数回計測していますが、ほぼ誤差といえる範囲での違いしかでません。)

Asrock B450 Steel Legend ASUS B550 TUF GAMING-PLUS
CINEBENCH R20の結果 B550 TUF + Ryzen3700XのCINEBENCH R20の結果
4874 4739

しかし、安定性は段違いで、交換して以降、1週間ほどほぼ変わらない形で利用していますが、ブルースクリーンは一回も起きていません。こんなに安定しているのかとびっくりしています。マザーボードが原因かどうかは不明ですが、とりあえず解決したので、交換してよかったです。

KIOXIAのSSDパフォーマンスは想定通り

体感することは難しそうですが、KIOXIAのSSD「SSD-CK500N3P/N」のCrystal DiskMarkの結果は以下の通りです。大体PCIe3.0の限界性能くらい出ているため満足です。

KIOXIA「SSD-CK500N3P/N」のベンチ結果

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ThinkPad X1 nano Gen1を購入して、Windows10(WSL2)で運用レビュー

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ThinkPad X1 nanoイメージ画像1

昨年の12月に「ThinkPad X1 nano(Gen1)」(以下、「X1 nano」)が国内発売され、飛びつくように注文しました。
アメリカではこういう小型モデルは人気が無いためか安価な値段設定な一方で、国内だと人気が出ると踏んでか高めの値段設定でしたが、私にとって軽さは正義ということもあって即購入しました。部品不足で遅れるみたいな連絡も来ていたのですが、2021年1月には手元に届いて、それからいろいろあってWindows 10で運用しているので、そこらへん含めてレビュー記事にまとめていきたいと思います。

X1 nanoの特徴

ThinkPad X1 nanoイメージ画像2
X1 nanoは、ThinkPadの名を冠しながら、最軽量の構成で約907gという軽量を実現したB5ノートPCで、13型2K液晶と第11世代インテルCoreプロセッサを搭載し、Evoプラットフォームに対応したモデルになります。
つまり、「軽いが、丈夫で、その割に速く、バッテリが長持ち」というようなモデルです。

Core i5とi7を選べるのですが、私は、大して変わらないだろうと思ってCore i5モデルを購入しました。

いきなりだが、買いか?

おなじThinkPadシリーズで比較するなら、X1 nanoは、その後に発表された最新世代の「ThinkPad X1 Carbon Gen9」(以下、「X1 Carbon」)と比べられる機会が多そうです。
いずれもモビリティに優れたThinkPadですが、X1 nanoは、小ささと軽さに特化しています。X1 Carbonは、14型4K液晶を搭載するA4サイズノートPCで、細かいところを言えばジャンルが違います(X1 nanoは、B5ノート、X1 Carbonは、A4ノート。)。しかし、重さの差は、少しです。最軽量構成で、X1 nanoが、約907g、X1 Carbonが、約1.13kgと200gほどの差になります。(ちなみに、もう一世代前のX1 Carbon(X1 Carbon 8th)であれば、約1.09kgなので、さらに差は縮まります。)

X1 nanoと比べると、200g重くなるものの、液晶のサイズが大きくなり、各種ポートもいろいろついて、しかも安くなったのが、X1 Carbonという考え方ができるので、その200gにあまり意味を見いだせない人には、X1 nanoを選ぶ意味がほとんど無いかと思います。

そう考えていくと、割とX1 nanoが欲しいと思うような人には「買い」で、そうではない人には「買いでは無い」というシンプルな結論になるかなと思っています。

購入したモデルのスペックとパフォーマンス

Core i5-1130G7のモデルを購入し、メモリは16GB、SSDは256GBを選択して後述のとおり換装しました。日本語キーボード、LTE搭載モデルです。

インテルEvoプラットフォーム準拠のモデルになりますので、消費電力からみたパフォーマンスの限界はありますが、十分高速なCPUと、進化した内蔵GPU(Iris Xe)、Wifi6、Thunderbolt4(USB4 Type-C / USB-PD対応)、PCIe/NVMe SSD、生体認証、狭額縁ディスプレイ、スリープ状態から1秒以内に復帰、フル充電から約9~10時間は快適に動作するバッテリ、30分の充電で4時間のバッテリ接続時間を実現などが満たされていることになります。

参照: 【山田祥平のRe:config.sys】誰も知らないEvoの世界 – PC Watch

天板がピーチスキンが良かったこと、タッチパネルは不要だったこともあって、タッチパネルモデルではありません。

実際に利用してみても、まさに上記を満たすマシンで、モビリティに優れた軽量で丈夫なThinkPadという印象です。

CPUは、購入当時ベンチマークなどが出ていなかったので、私の方で、電源設定は「最も高いパフォーマンス」にて、CINEBENCH R23を回して見た結果は、マルチコア: 4511、シングルコア: 1268という感じです(参照:下記画像)。

CINEBENCH R23によるCore i5-1130G7のベンチ結果

the比較さんの記事(レノボ ThinkPad X1 Nanoの実機レビュー – the比較)によると、Core i7-1160G7モデルのスコアは、電源設定は「最も高いパフォーマンス」にて、マルチコア: 4453、シングルコア: 1393で、あまり差は無いという印象です。価格差を考えれば、Core i5モデルが個人的にはおすすめです。(そもそもパフォーマンスを求めるなら、X1 nanoはおすすめしません)。現在は、Core i7モデルは、Core i7-1160G7ではなく、Core i7-1180G7が選べるようですので、もう少しパフォーマンスは上かもしれません。とはいえ、大差は無いと思います。

SSDの換装をしました

SSDがカスタマイズだと高かったので、256GBで注文して、換装しました。
X1 nanoのSSDは、M.2 SSDですが、注意すべき点として、片面実装の、2242サイズのSSDで、PCIe(NVMe)対応でないといけないということです(SATAで動くかは不明)。これが市場に出回っているものがほとんどありません(SATAならそれなりにある)。ちなみに、私は片面実装である必要があるということに気づいておらず、両面実装の2242サイズのM.2 SSDを購入してしまっていました。いちおう換装はできたのですが、すこし無理矢理はめた感があり、いつ動かなくなってもおかしくない気がしており不安なのでおすすめできないなと思っています。(すでに4ヶ月いちおう無事に動いてはいます。)

参考: [ThinkPad X1 Nano]M.2 SSDを交換する。 | BOOLEE STREET.net

ちなみに私が購入したモノは、右記のTranscendのものです。両面実装であるという点以外は、要件を満たしています。上述のとおり、おすすめはいたしません。

こちらは、Crystal Diskmarkにて性能を測っています。下記画像のとおりです。まぁ、そんなに速くはないですが、SATAの限界速度より明らかに速いですし、これで十分です。(個人的には、パフォーマンス的にはSATAでも十分)

Crystal DiskmarkによるTS512GMTE452Tのベンチ結果

定期的に条件にあうSSDを探していますが、そもそもあまり需要がなさそうですし、マイニングの流行でSSD含むシリコン製品が軒並み品切れ、値上がりしているので、たぶんしばらく出てこないんだろうなと思っています。

利用してみてどうか

X1 nanoのキーボードおよびTrackpoint

ThinkPadのレビューをするときは、いつもそうなのですが、これが「ThinkPadなのかどうか」がまず一番に確かめることだと思っています。私にとって「ThinkPad」とは、「堅牢で、まともなキーボードとTrackpointがつき、安定したマシンで、保守マニュアルが公開されているマシン」です。

X1 nanoを数ヶ月利用してどうかといえば、これもやはり「ThinkPad」であるという感触を得ています。
キーボードのキーストロークが浅くなっているのですが、Macbookのバタフライキーボードほどの浅さ、底突き感はありません。昔のThinkPadとかと比べてしまうとアレですが、十分まともなキーボードかと思います。
TrackPointは、近年のモデルで採用されている「スーパーロープロファイル」(高さ4mm)のものかと思っていたのですが(参照: ThinkPad X1 Carbon(5th/2017)のトラックポイントキャップについて | Lunarian's Blog)、どうも、前世代くらいからまた変わったようです。
ややこしいですが、ロープロファイル(高さ3mm)のようです。公式サイトでも販売されています(4XH0X88960 / ThinkPad ロープロファイル トラックポイントキャップ(高さ3.0mm、10個入り) | TrackPoint Caps | レノボジャパン)。実際の利用感では、スーパーロープロファイル(4mm)とはあまり違いを感じませんが、また違う仕様が加わったことにため息を禁じ得ません。薄型化のためには必要なのでしょうが。。

TrackPointキャップについては、簡単にまとめると下記のような感じです。

モデル \ 項目 型番の一例 高さ 対応ThinkPad 選択可能な種類 公式サイト販売
ThinPad Trackpoint キャップ 73P2698など 6.4mm クラシックドーム / ソフトリム / ソフトドーム 2016年以前のThinkPadモデル、Trackpointキーボードなど 見当たらず
TrackPoint Low Profile キャップ 0A33908 5mm X270など ソフトドーム ThinkPad Low Profile TrackPoint キャップ (10 パック、ソフト・ドーム) | TrackPoint Caps | レノボジャパン
ThinkPad スーパーロープロファイル トラックポイントキャップ 4XH0L55146 4mm X1 Carbon(5th~6th)、X1 Extreme(Gen1~Gen3)、X395など ソフトドームのみ
(非公式でソフトリムあり:Etsy
ThinkPad スーパーロープロファイル トラックポイントキャップ セット | TrackPoint Caps | レノボジャパン
ThinkPad ウルトラロープロファイル トラックポイントキャップ 4XH0L17056 2.15mm ThinkPad X1 タブレットのみ ソフトドーム 見当たらず
ThinkPad ロープロファイル トラックポイントキャップ(高さ3.0mm) 4XH0X88960 3mm X1 nano Gen1、X1 Titanium Yoga Gen 1、X1 Carbon(Gen 7~9)など ソフトドーム ThinkPad ロープロファイル トラックポイントキャップ(高さ3.0mm、10個入り) | TrackPoint Caps | レノボジャパン

アクセサリー/オプション互換性ガイド (OCM) – Lenovo Support JPより

TrackPointの反応がカクカクするときがある

TrackPointによるマウスカーソルでの操作についてですが、ときどき反応する→反応しない→反応する→反応しないが瞬間的に切り替わり、カクカクすることがあります。そういうときは、一度Fn+4でスリープして、再度復帰することで治るのですが、ソフトウェア的な問題なので、アップデートで直してほしいところです。

どういう運用方法をするか(Linuxを入れてみたが、だめでWindows10運用)

2021年1月に届いて、とりあえずLinuxとのデュアルブートを実現しようと、Linuxの最新版を入れようとしました。Ubuntu系(kubuntu、KDE Neon、Ubuntu、Mint)とManjaroなどその他ディストリビューションのその時点での最新版を試しました。インストールはうまくいき、Wifiも認識し、LTEも認識し、普通に動きそうでしたが、一度シャットダウンしてブートすると、セーフモードじゃないと起動しなくなるという状態でした。Linuxのカーネルバージョン的には、インテルのEvoプラットフォームに対応したとなっているバージョンをいれたりもしたのですが、普通に起動しないという問題がありました。

どうしようかと思案していたのですが、手元にLinuxで運用しているマシンは他にもあるので、この際なのでWindow 10で運用することにしました。WSL2でどこまで出来るのかというのも試してみようかと思ってみた次第です。ちょうど転職が決まり、Windowsを利用しなくなるということもあって、Windowsを1台くらい残しておこうかなとも思いました(デスクトップでゲーム用のPCでWindowsマシンはあるのですが)。

とりあえず、WSL2を利用し、また、Windows上のアプリケーションでXサーバー機能を持つアプリケーションを利用して、Linux上でIDE(Rubymine、PHPStorm)を動かすこともでき、Docker Desktop on WSL2を利用することでDockerも利用できる形で、割と自分の開発マシンとしては問題なくなりました。
WSL特有のクセもいろいろありますが、そこらへんはネット上に情報もたくさんありますし、ググれば答えがすぐに見つかって問題ない感じになりました。WSL2は次期のWindowsビルドで公式にGUIアプリに対応するという話もあり、より安定して利用できるようになればと期待しています。(参照: Linux GUIアプリがWindowsで動作 ~Microsoft、新しいWSL 2機能「WSLg」を初期プレビュー – 窓の杜

久々に私物の開発マシンとしてWindowsを利用しています。WSL2のおかげで、vagrant/virtualboxなどの仮想環境を用いずに開発環境を整えることができ、便利なことは上述のとおりです。
その他、長年利用していることもあって、Windows用のアプリケーションは手になじんだものも多く、少し古いですが、昔購入したATOK2013も利用できて便利です。ATOKは、サブスクリプション型になってしまって更新していなかったのですが、そもそも一太郎を購入すればついてくるということに今更気づいたので、ATOK2013で問題が起きたら一太郎を買おうかなとか思っています。

ひさびさにWindows上での手になじんだアプリケーション、秀丸やClibor(クリップボード管理ソフト)みたいなアプリケーションを使っていると、懐かしさもあるし、普通に便利に利用できるなと思ったり、他のOSにもあれば良いのになと思ったりと不思議な感覚を覚えます。特に秀丸は、もはや「これを利用しているとモノを書く気になる」といった条件反射にまで脳髄に染みついていて、どんなエディタよりも筆が進みます。機能とか、マクロとかではなく、「秀丸」であるということが私にとっては重要なようです。(Windows3.1とかのころからあるアプリケーションが、未だにあるというのがほんとにすごいことだなぁと思ったりもしています。)
一方で、TerminalアプリケーションはWindowsはちょっと弱いなと思ったり(Windows TerminalとCmder、Teratermを利用しています。)、macOS用のAlfredのようなコマンドラインランチャーも無いなという印象だったり(Launchyを利用しています。)、そういえばここ数年Windowsで新しいアプリケーションを試すということをしてないなとか思ったりしていました

また、何かしようとしたときに、Windows用に用意されていない、ということはほとんどないという点も当たり前かもしれませんが、Linuxデスクトップに慣れていると便利だなーと思うところです。Microsoft Officeももちろん動きますし、Windowsならではの便利な点を生かしていければと思っています。

まとめ

ちょっと前から開発機として、Windowsを選ぶのもアリという感じになっていましたが、実際にWSL2になり、Dockerが使えることになったために、だいたいのことが何とかなるようになりました。
古くからのソフトウェア資産、Linux環境、Dockerによるコンテナが利用できる上に、まずWindowsに対応してないというものは無いという安心感があります。
またLinuxを入れてしまうかもしれませんが、しばらくはこれで行こうと思っています。

X1 nanoは、上述のとおり、普通にThinkPadなので、ハードウェアとしても堅牢で、しかもこれまでに無いくらい軽く小型で鞄への収まりもよく、持ち歩く際に便利です。PCを持ち歩く機会があるならおすすめのモデルです。

参考リンク

The post ThinkPad X1 nano Gen1を購入して、Windows10(WSL2)で運用レビュー first appeared on Lunarian's Blog.

首が痛くなってきたので、ワーキングチェアを購入し、デスク環境を見直しました

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バロンチェアイメージ

しばらく前から、首がどうにも痛くなってきてしまいました。数年前に一度血管系の大きな病気をしたので、ここで頸椎系の疾患などを発症するわけにはいかないなぁと思っていました。
ソファで下を向いてノートPCを操作している時間が長く、頭を首の筋肉で支えていることがおそらく原因なのかなと思っています。

そこで、椅子を購入したり、机周りをいろいろ整えたりしましたので、どう整えたのかを記していきたいと思います。

WORKAHOLIC

以前の職場に入る際に、「WORKAHOLIC」というお店で職場で利用する椅子を購入するという機会を頂いたことがありました。こちらは、椅子の座り方をレクチャーしてもらえて、いろいろなワークチェアに試座できる場所になります。まずはどう座るのが正しいのかということをレクチャーしてもらい、その後は、いろいろな椅子を試しに座ってみて、どういう椅子を購入するかを選ぶことができます。(完全予約制で、個人だと数ヶ月先になるという話だったと思うのですが、法人だと優先的に案内してくれるようでした。なお、行くときは実際に使っている机の高さと天板の厚さをメモってから行くと良いと思います。)

WORKAHOLIC

上記の経験から、適切な椅子をちゃんと調整して着座し、デスク周りの環境を整えれば、首に優しいということは分かっていました。
今回は、職場ではなく、自宅でもそういった環境を整えてみたわけです。

ワーキングチェアの正しい座り方と考え方

上記の「WORKAHOLIC」さんでチェアコンシェルジュさんにお話を聞くのが一番な気もしますが、Youtubeに「WORKAHOLICにお邪魔して座り方を習ってきました動画」が結構あって、それを見ればポイントは分かると思っています。
私が覚えていないだけかもしれませんが、Youtubeの動画以上の情報はあまり無かったような気がするので、一度見てみるのをおすすめします。
とはいえ、実際に座ってみないと実感は出来ないので、WORKAHOLICさんじゃなくても、実際に座ってから購入することをおすすめします。

例えばですが、下記動画が良い感じでした。

PC操作が主体ではない人の正しい座り方

上記は、私のようにPC操作が主体の人向けの座り方情報になります。一方で、漫画家のようなどうやっても前傾姿勢を取らざるを得ない人向けではありません(応用は聞くかもしれませんが)。
漫画家の方が似たような動画を上げていましたので、もしそちらのほうが自分に近いなという方はこちらを参照すると良いかもしれません。

椅子を選ぶ基準

私が椅子を選ぶ基準としては、以下のような考え方になります。

  • 今回は首のためなので、頭を支えるヘッドレストがあること
  • ランバーサポート(腰のサポート)があること
  • 背もたれはメッシュで蒸れないようにしたい
  • なるべく丈夫で長期間使えること
  • 仕事のために使うので、リラックスできる機能とかは要らない
  • 中古で良いから安く買いたいが、ちゃんとしたものを買いたい

最初に検討したのは、「COFO Chair Premium」(コフォ チェア プレミアム)

COFO

一番最初に検討したのは、クラウドファンディングサイト「Makuake」(マクアケ)で、2億円を集めた「COFO Chair Premium」でした。

デスクワークの負担を徹底軽減!雲の上のような座り心地『COFO Chair』|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス

長時間のデスクワークは、もはや当たり前のことになりましたが、1日中座り心地に満足できない椅子を使うことも当たり前になっていませんか?リラクゼーションのプロCOFO(コフォ)か…

上記の椅子を選ぶ基準をほぼ満たしていて、だいたい10万以上するワーキングチェアからすれば、コストも安くて、レビューも良いものばかりだったので、これにしようかなーとも思ったのですが、まだ発売したばかりで、耐久性が不明でした。

これはもう時間を経ないと分からない点ではあるのですが、下記の動画で、5ヶ月利用された方が不具合を報告していました。

これだけで耐久性がないと断ずることはできないのですが、かといって年月に揉まれているという他の椅子にある利点が無いのも事実かなと思います。
コスト的に優位とはいえ、安くて何個も買えるものでもないですし、捨てるにしても苦労しそうなため、なるべく安全寄りの判断をしたいなと思いました。
また、もう一つ選べない理由として、リセールバリューがあります。数年後に違う椅子に変えたいと思ったとき、売るという選択肢も考えられますが、その場合には、やはりブランド力というか、中古市場で売れるものが良いと思うところです。COFO Chair Pro/Premiumが、数年後の中古市場でどういう価値が付くかもまた未知数です。(もちろん、ものすごい人気になっていて高騰している可能性もあります。)

試座できるようになったようです

耐久性は、もうちょっと歴史の証明を要するかもしれませんが、店頭販売が開始され、試座もできるようです。
これで実体験として耐久性は確かめられそうです。

https://twitter.com/COFO_Japan/status/1550435496358080512

オカムラのバロンチェアを選びました

いろいろと考えたのですが、結局以前の職場でも利用していて、良さを知っているバロンチェアにしました。
上述の「WORKAHOLIC」さんでも、一番最初に座り方などを解説される際、バロンチェアで解説されることが多そうです。私が行ったときもそうでしたし、上記の動画でもやはりみなさんバロンチェアで解説をされていました(PCを利用するというわけではない人は別のようですが)。
つまり、基本的に(日本人なら)大抵の人に合うように調整が可能な椅子だということだと思います(もしくは利益率が良くて一番売りたいというだけかもしれませんが…)。

バロンチェアは、2002年から発売されており、耐久性も非常に高いと実感もしていました。保証期間も長いのでそれだけ耐久性に自信があると言うことだと思います。
きちんと調整して、正しい座り方をし、その座り方にPCも合わせれば、快適な環境になることが分かっていることも大きいです。
そして、一番の決め手は、探していたら新古品が楽天で販売していたことです。

後述するとおり、バロンチェアは、いろんな構成があるのですが、自分が欲しい構成通りの組み合わせだったので、まさにちょうどよいタイミングでした。
2022年7月31日現在、まだ23個の在庫があるので、もし琴線に触れた方は是非検討してみてください。

注文した翌々日には箱に入った完成品の状態で家に届きました。結構大きくて、マンションですが、玄関にギリギリ入りました。
ヤマトのホームコンビニエンス便ではなかったため、段ボールが回収されなかった点は注意が必要かなと思います。
段ボールが大きくて、なかなか捨てるのは大変でした。(ちょうど次の日が段ボールを捨てる日だったので、助かりました。)

バロンチェアのカスタマイズと自分の欲しいパターン

バロンチェアは、いろいろな種類というかカスタマイズができるのですが、大きなポイントでは以下の部分で構成が分かれることになります。

  • 背もたれの高さ(ローバック、ハイバック、エクストラハイバック[ヘッドレストあり])
  • 座面の種類(クッション、メッシュ)
  • 背もたれの種類(スタンダードメッシュ、グラデーションサポートメッシュ)
  • ランバーフィットサポートあり、なし
  • ヘッドレスト(なし、可動、固定)
  • アームレスト(なし、可動、固定)
  • ハンガー(あり、なし)
  • 金属部分の色(スチール、ポリッシュ)
  • 座面と背もたれの色(黒以外にもいろいろ)

私としては、「ヘッドレストあり=背もたれはエクストラハイバック」「アームレストは可動(高さ調整したい)」「座面はクッション」「背もたれはスタンダードメッシュ」「ランバーサポートあり」「色は黒」という構成が良くて、他の構成はどうでもよい、という感じです。

なお、一番重要なポイントは、ヘッドレストが高さだけでなく、前後の角度調整も出来ることです。これが出来ない椅子もあるのですが、バロンチェアは対応しています。(上述のCOFO Chair Premiumも対応)

上記の楽天で販売していた新古品は、上記条件をすべて満たしていました。ほんと良いタイミングでした。

バロンチェアの特徴

他のワーキングチェアと比較して、バロンチェアの特徴は以下のような感じです。

  • 構成にもよるが、必要十分な角度、高さの調整が可能
  • 座面が比較的小さい
  • 可動アームレストの高さ調整は、最高度まであげれば下がるという一方通行式で一部で不評
  • 可動アームレストは、横方向に結構内側まで向きを変えることができる(肩幅が狭くてもOK)が、いわゆる4D調整には非対応。
  • 前傾機能は無し

椅子をベースに環境を整える

上述のWORKAHOLICの動画を見ていただければ、正しい座り方はわかると思います。ポイントをまとめると下記のようになります。
図もiPadのPencil使いの練習に作ってみました。(くそ下手ですが、文字だけよりは想像しやすいかなと…)

椅子の座り方:図

  • 座面の奥まで、深く座り、背中を預ける
  • 背中を預けてほんの少し後傾で背もたれの位置を固定(バロンチェアの機能)
  • ヘッドレストを前に調整し、頭を預けて首の負担をなくす
  • 座面の前後を適切な位置に調整
  • アームレストを肘が90度に曲がってそのまま置ける高さに調整
  • 椅子の高さはアームレストの高さと机の高さをあわせる

この状態で、椅子をなるべく机に近づけます。肘を90度に曲げて、力を抜いて肘にアームレストに置いただけの状態にします。すると、手が机の手前の方に乗る状態になりますが、この乗った手の位置にマウスやキーボードがあること、そして首の位置はそのまま正面にディスプレイがあることが、正しい姿勢のまま仕事をするために必要になります。

まずディスプレイの高さを目線の高さにする

椅子の座り方:ディスプレイ、マウスの位置

深く座って、背中を椅子に預け、背中をまっすぐ(立った状態に近い状態)にし、首はヘッドレストに支えてもらって、そのまま真っすぐ前を見ることで、首に負担がかからない状態を保つことができます。

椅子の高さは、アームレストの高さと机の高さがほぼ一緒になるようになるため、机の上にノートPCやディスプレイをそのまま置いてある状態ですと、ディスプレイを見下ろす形になります。これだと、首を首の筋肉で支えることになり、痛めることになってしまいます。頭の高さと同じ高さにディスプレイの高さを調整する必要があります。

ディスプレイの場合

ディスプレイの場合は、台に乗せて高さを上げるか、モニタアームにして高さを上げるかになります。
私は、ディスプレイが2台あるのですが、1台は、台にのっていて、もう1台はアームで高さや角度を調整しています。下記のような商品を利用しています。

ノートPCの場合

ノートPCの場合、スタンドになります。下記のようなものが代表的です。
なお、Macbookの場合、電源が入って閉じた状態で、PC本体として利用できる「クラムシェルモード」が利用できます。外付けディスプレイ、キーボード、マウス or トラックパッドに接続すれば、Macbook本体は閉じた状態で利用できます。
私は、下記のような商品を利用しています。

 

Macbookのスタンドといえば、MOFTという感じがちょっとあります。持ち運びに便利なスタンドです。

 

こちらの台は、調整がしやすいので、膝の上で作業するとき用に利用していました。

 

こちらの台はめちゃくちゃ頑丈で、高さを決めてずっと置いておく用です。堅いですが、かなりの高低差で調整が可能なのにで便利かなと思います。また、PCを乗せる台を上に上げると、下の台との間に隙間ができるので、そちらにキーボードとポインティングを乗せて一緒にどかしたりできて便利です。

手元でキーボードとマウス(ポインティングデバイス)を使えるようにする

ディスプレイを頭の高さと同じにして、腕を力を抜いて下ろし、肘を90度に曲げて(腕を伸ばさずに)腕を机の上に置くと、かなり机の手前の方にキーボードとマウス(ポインティングデバイス)を置く必要があります。
デスクトップPCの場合は、通常、手前に引き寄せるだけかと思いますが、ノートPCの場合は、基本的に本体にキーボードとポインティングデバイスが一体になっていますので、別に用意する必要があります。

私は、デスクトップとMacbook Proを利用していて、デスクトップは上述の通り、引き寄せるだけなのですが、Macbook Proについては、外付けのキーボードとポインティングデバイスを新しく購入しました。

 

Magic Keyboardは、日本語配列(JIS)か英語配列(US)、Touch ID付きか否か、テンキー付きか否かなどバリエーションがあるので、ご注意ください。

Apple Magic Keyboard – 日本語(JIS) – シルバー

著者/メーカー(ブランド): Apple(アップル)

 

Magic TrackPadは、1,2,3があり、3が最新です。ただ、2と3はあまり違いがないので、少し安い2を私は購入しています。(下記は、最新の3へのリンク)

Apple Magic Trackpad

著者/メーカー(ブランド): Apple(アップル)

 

Macではないという人で、ワイヤレスのキーボードをお探しの人には、ThinkPad Keyboardを個人的におすすめしています。

2週間くらい経っての感想

1週間くらいで、首が痛くなくなったので、効果てきめんでした。姿勢を意識するようになり、姿勢が良いと呼吸もしやすいということもあって、呼吸も意識して姿勢を整えてから作業するようになりました。
呼吸は大事なので、これからも姿勢は意識して、集中して仕事を片付けていきたいと思っています。

参考リンク

バロンチェアの公式サイト

バロンチェア製造元オカムラによる公式サイトは、以下リンクから参照いただけます。

バロン | 株式会社 岡村製作所

「バロン」はGIUGIARO DESIGN社とのコラボレーションで生まれたタスクチェアです。時代のニーズとセンスを表現するシンプルでシャープなデザインが特徴です。

その他バロンチェアについて

同じようにバロンチェアを購入された方のブログ記事がありました。

僕がオカムラのバロンチェアを選んだ理由と使い心地を語り尽くそう

いろいろあるThinkPadキーボードとTrackPoint(トラックポイント。赤ポチ)のキャップを一覧にしてまとめてみました

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TrackPoint(トラックポイント)イメージ

ThinkPadキーボードとTrackPoint(トラックポイント)のキャップがいろいろあってよくわからない

この前、外付けThinkPadキーボードの購入を検討していました。Lenovo公式ショップやAmazon、yodobashiなどに加えて、メルカリやラクマなどのフリマサイトでも探していたのですが、ThinkPadのキーボードって見た目が似ている割に、結構いろいろあって、ややこしいなと思いました。特にフリマサイトだとよくわからん!って感じになります。

以前から、キーボードの真ん中にあるTrackPoint(トラックポイント。いわゆる「赤ポチ」)にもいろいろあってややこしいなと思っていたのですが、自分がもっているTrackPointのキャップが使えるのかどうかを調べるのもややこしくてめんどいと思うようになりました。

自分が知りたい情報が一覧できるところを見つけることができなかったため、しょうがなく自分でまとめてみました。

ThinkPadキーボード(外付け)の一覧

下記条件で、抽出しています。ほかにもあるよとかツッコミをコメントでいただけたらうれしいです。

  • ThinkPadブランドが冠されているもの
  • TrackPointがついているもの
  • テンキーなしのもの
発売年 名前 型番 概要 スペック URL 世代 / TrackPoint
2020
ThinkPad トラックポイント キーボード II
JIS
4Y40X49522

US
4Y40X49493

・本製品は2013年6月発売の初代ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードの後継モデルです。

・キーストローク:約1.8mm
・キーピッチ:約19.05mm

・Bluetooth 5.0または2.4GHzワイヤレス USBレシーバーによる無線接続
・USB有線接続はできない(※【笠原一輝のユビキタス情報局】“赤ぽっちキーボード”史上最高の出来となった「ThinkPad TrackPoint Keyboard II」 – PC Watchに記載)
・充電はUSB Type-C CapsLockのLEDインジケーター
・Android対応
Lenovo公式: JIS

Lenovo公式: US
「ロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ5mm。0A33908)
(後述第2世代)
2019 ThinkPad トラックポイント付属キーボード JIS
03X7712

US
03X7719

あまり情報が出てこないが、型番としては存在している。2013年の「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」(0B47181 / 0B47189)と同等?。シザースイッチ ・ワイヤレス Bluetooth 3.0接続
・USB接続できないっぽいです(確定情報が見当たらなかった)
・充電は、microUSB
・NFCなし
Lenovoサポートページ 確定情報が見当たらないのですが、「ロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ5mm。0A33908)かと思います。
(後述第2世代)
2013
ThinkPad トラックポイント・キーボード
JIS
0B47208

US
0B47190

シザー・リフト・キー・メカニズム
日本語キーボードの場合89キー、英語キーボードの場合84キーの配列
キーピッチは19mm キーストロークは2mmほど
USB有線接続(microUSB) Lenovo公式: JIS

Lenovo公式: US
「ロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ5mm。0A33908)
(後述第2世代)
2013
ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
JIS
0B47181

US
0B47189

シザー・リフト・キー・メカニズム 販売開始日: 2013/6/25 ・Bluetooth接続
・USB有線接続はできないようだ(※キーボード買いました。ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード (0B47181) – さくらのジャンク箱に記載)
・充電はmicroUSB
・NFC搭載
amaozon: JIS

ヨドバシ: US
ロープロファイル TrackPointキャップ(高さ5mm。0A33908)
(後述第2世代)
2009 ThinkPad USB トラックポイントキーボード JIS
55Y9074

US
55Y9003

USB接続 Lenovoサポートページ 従来のTrackPoint
(後述第1世代)
2014? レノボ・ジャパン旧IBM 日本語キーボード ポインティング・デバイス USB 194 RoHS v2(Winキーなし) JIS
46W6726
ThinkPadブランドでは無い。「ThinkPlus USBトラベルキーボード ウルトラナビ付」(31P9514)のタッチパッドが無いバージョン。

最新OSだとドライバに注意が必要かも↓
ThinkPad USBトラベルキーボードを会社で使おうとしたらドライバーがなくてハマったので対策まとめ – Pieces Of Peace

USB接続 【中古】IBM Lenovo トラベルキーボード SK-8845CR USBトラックポイント・キーボード 2014製 動作確認済 P/N 46W6726 (46W6666) の落札情報詳細| ヤフオク落札価格情報 オークフリー
amazonページ
従来のTrackPointと思われる
(後述第1世代)
2004 ThinkPlus USBトラベルキーボード ウルトラナビ付 JIS
31P9514

US
31P9490

出荷開始: 2004年05月26日

最新OSだとドライバに注意が必要かも↓
ThinkPad USBトラベルキーボードを会社で使おうとしたらドライバーがなくてハマったので対策まとめ – Pieces Of Peace

USB接続 IBMサポートページ 従来のTrackPointと思われる
(後述第1世代)
1999 IBM Space Saver Keyboard II JIS
32L09070

US
37L0888

IBM製 PS/2接続 Space Saver Keyboard II – keyboard research/
猫のキーボードルーム ~IBM Space Saver II Keyboard (JP)~
従来のTrackPoint
(後述第1世代)

TrackPoint(トラックポイント)キャップの一覧

Lenovo公式ストアにて、現在販売しているキャップの一覧を見ることができます。→ TrackPoint Caps | レノボ・ジャパン

昔からあるTrackPointキャップ(クラシックドームやソフトリムがあるもの)を第1世代(従来のTrackPoint)と勝手に呼んでいます。

TrackPoint(トラックポイント)キャップで、最も気をつけなければいけないのは、「ロープロファイル」と名を冠するものが2つあることです。
「ロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ5mm。0A33908)、「ロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ3mm。4XH0X88960)の2つですね。

さらにややこしいのが、出てきた順番です。下記の順番で発売されています。

  • 「ロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ5mm。0A33908)
  • 「スーパーロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ4mm。4XH0L55146)
  • 「ロープロファイル TrackPointキャップ」(高さ3mm。4XH0X88960)

ロー、スーパーローの次が、ローなんですよね。そこは、ハイパーローとか、メガローとか、なんかあったでしょと思います。
なお、「ウルトラロー」は、X1 Tablet用なのでご注意ください。

なお、第1世代には、キャップの種類として「クラシックドーム」「ソフトリム」「ソフトドーム」の3種があり、選べましたが、第2世代以降は「ソフトドーム」のみとなります。

世代 対象ThinkPad 名前(公式ストア) 型番 概要 スペック
1 ・~X230s
・~X1 Carbon(2012)
・~T430s

トラックポイント・キャップ・コレクション
73P2698 ThinkPad用の3種類(2個、合計6個)の従来型トラックポイントのキャップのセットです
クラッシック x2、ソフトドームx2、ソフトリムx2
高さ 6.4mm
2 ・X240~X270
・~X1 Carbon(2014~2015)
・T440s、T450、T480
・~T580

ThinkPad Low Profile TrackPoint キャップ (10 パック、ソフト・ドーム)
0A33908 ソフト・ドーム・キャップ。 TrackPoint Low Profile キャップ。 高さ 5.07mm
3 ・T460s~T480s
・X280
・X1 Carbon(2016~2018)
・X1 Extreme Gen1~Gen3

ThinkPad スーパー・ロー・プロファイル TrackPoint キャップ・セット
4XH0L55146 高さ4mmのソフトドーム型トラックポイントが10個入ったセット 高さ 4mm
4 ・T14s Gen2
・X1 nano
・X1 Carbon(2019)
・X1 Extreme Gen4

ThinkPad ロープロファイル
トラックポイントキャップ(高さ3.0mm、10個入り)
4XH0X88960 高さ3mmのソフトドーム型トラックポイントが10個入ったセット 高さ 3mm
ThinkPad X1 Tabletのみ ThinkPad ウルトラ/
スーパー・ロープロファイル・トラックポイント・キャップ セット –
製品の概要
4XH0L17056 ThinkPad X1 Tablet用

※「世代」は私が勝手につけたものです。他では通じないものなので、ご注意ください。

それぞれの世代のキャップ画像

それぞれの世代のキャップは、以下のような外観です。比較しやすいようにすべて「ソフトドーム」です。

表側 裏側
TrackPoint(トラックポイント)キャップ外観 TrackPoint(トラックポイント)キャップの裏側
左から第1世代、第2世代、第3世代、第4世代 左から第1世代、第2世代、第3世代、第4世代

※「世代」は私が勝手につけたものです。他では通じないものなので、ご注意ください。

それぞれの世代の本体側画像と互換性

それぞれの世代のキャップをはめる部分は、以下の画像のような形になっています。

Trackpointの世代ごとのキャップを外したところなどイメージ

きちんと測ったわけでは無いですが、第1世代と第2世代は、大きさは同じで高さが違うというイメージです。
したがって、高ささえ許せば、第2世代対応となっているTrackPoint(トラックポイント)には、第1世代のキャップも第2世代のキャップも利用できることになります。
実際私は、第2世代のThinkPad X250に、第1世代のキャップである「クラシックドーム」をつけて利用していました。

※「世代」は私が勝手につけたものです。他では通じないものなので、ご注意ください。

注意事項

  • なるべく公式サイトやカタログから情報を集めました。正確性には気を遣ったつもりですが、本ページの情報を信じて購入して、それで困ったとかいわれても責任は一切負えません。あくまでも、参考情報としてください。(個人のブログなんだから、そりゃそうでしょと思いますが、一応)
  • 対応情報は、Lenovo公式サイトの他、下記参考リンク部分にリンクを記載したカタログPDFの中にも情報があります。

所感

まとめている最中に、ThinkPad Keyboardは、有線と無線に分かれてるとはいえ、無線モデルは有線USB接続でも使えると思い込んでいたのですが、無線モデルは無線のみ、という形っぽいです。AppleのMagic Keyboardは、普通に有線でも無線でも使えるので、ちょっとびっくりしました。

また、ThinkPadキーボードのTrackPointは、最新のものでも第2世代のため、第1世代である従来のキャップをはめることができそうです。私がお気に入りのクラシックドームも使えそうなので、「おっ」という感じです。
ただ、無線タイプでは、有線接続できないというのがちょっと微妙かなぁと思うところです。無線タイプは両方使えるようにしてほしいものですね。

※「世代」は私が勝手につけたものです。他では通じないものなので、ご注意ください。

参考リンク

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